晴れた心と罪悪感
uh 悲しみも
永遠に
この運命と戦っていく…
出典: No more/作詞:ATSUSHI・AI 作曲:UTA・ATSUSHI・AI
この曲の主人公は苦しみからおそらく解放されたのでしょう。
自由になれた思いは、まるで朝日を浴びるように気持ちがよいと感じたはずです。
しかし、辛い絶望的な日々が嫌だと思っていたのに、罪悪感と悲しさを感じています。
それはおそらく、絶望的な状況に追い込んだ人のことが好きだったからではないでしょうか。
世の中にはイジメやDVなど様々な問題がありますが、過去にはその人と仲が良かった時期があるはずです。
仲が良く大好きだった記憶があるからこそ罪悪感を感じているのではないでしょうか。
そして、その人とさよならをする悲しさ。
絶望的で苦しい毎日は嫌だという思いの中にも、人が好きという気持ちがあることを伝えています。
今度はその気持ちを抱えて生きなければなりません。
ですが、苦しみから抜け出した時に戦う勇気を手に入れたはず。
この運命と戦う準備はもうできているのです。
重なり合うハーモニーが美しい掛け合い
Don't wanna cry no more...
ここから抜け出そう
Don't wanna hurt no more...
自由を手にするまで
出典: No more/作詞:ATSUSHI・AI 作曲:UTA・ATSUSHI・AI
サビの部分はAIとEXILE ATSUSHIが掛け合うように歌い、重なり合う声が美しいハーモニーです。
その歌声は元気をもらえるような気がします。
歌詞も自らを奮い立たせるような内容。
もう泣きたくない、傷つけたくないと弱音を吐く自分。
でも、そんな自分からさようならしようと自分を奮い立たせているのです。
諦めるにはまだ少し早すぎる
Don't wanna cry no more...
出典: No more/作詞:ATSUSHI・AI 作曲:UTA・ATSUSHI・AI
この部分はEXILE ATSUSHIとAIの声が重なりあっています。
その歌声はとても力強く感じ応援してもらっているように感じないでしょうか。
ここは、もしかすると二人が一番強く伝えたかったメッセージなのかもしれません。
ただ愚痴を言っているだけでは何も始まりませんし、終わることもないのです。
痛みに耐える日々がただ続くだけ。
この歌詞には、この毎日をどうにかしたいと悩んでいる人に強く何かを感じさせる意味になっている気がします。
愛しているのに...
愛の難しさ
oh 流れるままに
生きてても on my mind... yeah...
愛の行方…
愛してたって傷つけあって…
もう繰り返したくない
振り向かない
強くなりたい
出典: No more/作詞:ATSUSHI・AI 作曲:UTA・ATSUSHI・AI
この曲の主人公には気にかかることがあるようです。
それは「愛」について。
「愛」とは不思議なものです。
家族や子供を思いやる愛、誰かを愛する愛など様々な形がある愛。
しかし、愛しているのに暴力を振るってしまう。ひどいことを言ってしまう。
そんなことは世の中には多くあるでしょう。
ですが、それはとても悲しいことです。
でも、この曲の主人公はそれをもう止めたいと思っています。
そのためには、自分を抑える強さが必要なのです。
どんなに振り回されても
uh この想いは
揺るがない
もう心に決めたから
出典: No more/作詞:ATSUSHI・AI 作曲:UTA・ATSUSHI・AI
辛いことをされても、愛している人です。
何かを言われたりされたりすれば、それに応じたり心が動くこともあるでしょう。
しかし、この曲の主人公は覚悟を決めています。
もうこの人から離れ、ひどいことをしてしまうことを止めたいと思っているのです。
愛しているからその人から離れるという決断は辛いものでしょう。
しかし、愛しているから何をしてもいいという理由にはなりません。
だから、お互いに離れるしかないのです。
その決断をしたとき、この曲の主人公はとても辛かったはず。
辛いことだから強く決断をしなければならなかったのです。
EXILE ATSUSHIとAIが「No more」に込めた想い
手放せない大事なもの
どんなに強い雨に打たれたって
今の私には守るものがある I'm never gonna let go...
出典: No more/作詞:ATSUSHI・AI 作曲:UTA・ATSUSHI・AI
主人公が強い決断ができたのは手放せない大事なものができたからかもしれません。
この歌詞はドラマの主人公の気持ちもあるのかもしれませんが、母親になったAIが感じた事ではないでしょうか。
母親になった女性は強いといわれます。
それは、愛するわが子を守るためです。
母親が子供を想う愛は無償の愛といわれることもあります。
それは手放したくないもののはず。
だからAIは主人公が決断した理由を手放せない大事なものができたからと考えたのではないでしょうか。
AIの想いが色濃く出ている歌詞であると思います。