あなたのことは毎日いつだってどんな時も思い出す。
その度に苦しみにさいなまれる。心が張り裂けそうになる。
もう、嫌だ・・・・・・。思い出したくなくても、思い出してしまう・・。
あなたがこの街に住んでいるから、絶対この近くにいるのに、いっしょにいられなくて涙が溢れる。
今はわたしと別れたことできみはしあわせかもしれないから。そのしあわせを願いたい気持ちもあるよ。でも、わたしの悲しみはなくならないんだ。どうしたらいいの? と。
「答えはひとつ」の部分は
もう一度付き合うことはないことを頭の理性では分かっているけど、心の感情では「もしかしたらあの時に戻れるかも」
と淡くて切ない期待をしている。
「でも本当は分かっている」二度と戻れないことを。
理性と心が自分の気持を混乱させている様子ではないでしょうか。
アスファルトには水たまりが 歪んだ僕と青空を映し出してる
踏みつけて見ないフリをした
出典: 風の強い日/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
この「歪んだ僕」というのは、別れを受け入れきれない自分。
あなたを諦められない自分。
そんな自分を責める自己嫌悪に陥った自分。
などを表現しているのではないでしょうか。
そしてこの「青空」はこの試練を乗り越えられた先にあるしあわせな未来。
自分でも分かっているが認めたくないこの矛盾した感情に対してのいらだちを
「踏みつけて見ないフリをした」で表しているのでは。
サビ
あなたの思うような人にはなんれなかったよ
あなたが思うよりずっと変わろうとしていたんだよ
足りなかったのはそう不安を吹き飛ばす程の
僕の優しさが強さかあなたへの想いか
それとも弱さを見せられる勇気かな
出典: 風の強い日/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
もしかしたら別れなくて済んだかも。という後悔の歌詞ですね。
あなたに気に入られようとあなたが思うよりずっと自分でも変わろうとしたけど。
あなたに自分の努力を認めて欲しい気持ちですね。切ないわ・・・。
そして、その努力以外で何が原因だったのか探ろうとします。
この「不安」は別れた相手が持っていた自分に対する不安。
この不安を解消すればよかったのかなと考えます。
「優しさ」「強さ」「あなたへの想い」「弱さを見せられる勇気」
この原因を思い浮かべます。
でも、あなたに聞けるわけもなく。
いくら考えたって、どれが原因かなんてわかるはずもないのでさらに切なくなる。
こんな心情を歌っているのではないでしょうか。
あんなに弱い雨で桜は散ってしまうんだね
濡れた花びら手に取って ごめんね ごめんね
出典: 風の強い日/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
桜にふがいない自分を重ねているのかも知れません。
「弱い雨」というのは別れのきっかけとなった些細なこと。
うまく行っていた時には考えもしなかったことで恋の終わりが始まる。
「濡れた花びら」は「別れたあなた」と「過去の自分」の二人を表しているのでは?
「別れたあなた」へは自分が足りなかったから「ごめんね」
「過去の自分」へは原因を見つけてどうにかできなかったから「ごめん」
サビ
あなたを想う度に心が苦しくなるよ
あなたを思い出す度に心が割れそうになんだよ
この街のどっかであなたは息をしている
それが嬉しいのか悲しいのか涙が出るよ
どんなに悩んでも答えはひとつ
それでもいつか歩き出して
また同じように誰かを好きになるのかな
もう少しここにいるよ
出典: 風の強い日/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
いつかはこのつらい心情から抜け出せると思う。
また誰かを好きになるのか心配だけど。
だけど今はまだここであなたを思っているよ。
次の恋へたどり着くまでの癒やしの期間ですね。
あなたはもう戻ってこないけど、「もう少しだけあなたを思わせて」と。(涙)
切ないけど、未来への希望が表現されている部分ではないでしょうか。
まとめ
収録アルバム紹介します
アルバム『あとのまつり』収録曲
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