「Plus One」ってどんな曲?
第一印象は「おしゃれ」!
平井堅の歌声はとても軽やかで、それでいてちょっと切なくオンリーワンの声だと思います。
そんな平井堅が発売した「Plus One」の第一印象は、おしゃれ!PVのスタイリングもとにかく素敵で、リズム感のある軽い曲調の曲になっています。
平井堅といえば、しんみりとした曲が得意ですが、こんな軽快な曲もとってもお上手ですね!ポップな中にも深い感情が感じられる素敵な歌に仕上がっています。
『グッドパートナー 無敵の弁護士』の主題歌
2016年発売の「Plus One」は、「グッドパートナー 無敵の弁護士」の主題歌になっています。このドラマは2016年に放送された竹野内豊と松雪泰子主演のドラマです。
平井堅は約15年前にも竹野内豊のドラマの主題歌を歌ったので、平井堅と竹野内豊もすでにグッドパートナーと言えそうです。
「Plus One」は平井堅がドラマのために作った歌。結婚していない平井堅が、大人の恋を描いた訳アリ弁護士の脚本を読んで、どうイメージを膨らましたのでしょうか?
揺れる想いあふれる歌詞の意味
真のグッドパートナーを考える
平井堅はこの曲を書きおろすときに真のグッドパートナーとは何かと考えたはずです。歌詞を見ながらその意味を考えていきましょう。
解釈は筆者の見解なので本当に平井堅がそう考えているとは限りませんが、参考に見てみてください。
Can I be your plus one? Can I be your sweet one?
Can I be your only only only one?
君がいないと淋しい だから隣で邪魔していて
笑っていて
出典: Plus One/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai
英語の発音はうまいとは言えませんが、それはお愛嬌。あなたのプラスワンになっていい?ということで、人生のプラスワンになっていいかとダイレクトではなく控えめに聞いています。
そしてスウィートワンは甘さをプラスする存在、オンリーワンは人生でたった1人の存在と解釈でき、そんな存在になっていい?という問いかけからはじまります。
平井堅の書く詞は、女性のような気持ちが表れていることが多いのですが、ここでもちょっと控えめな女性が歌っているようなそんな印象を受けます。
ただ笑っていてほしいのではなく、「邪魔してほしい」というところがまた面白いですね。
喧嘩したりやっかいなことがあっても、いないと淋しい。面倒なことがあっても、でもやっぱりそばにいてほしいと願うそんな関係が表現されているのでしょう。
乾いたシャツに矛盾を隠した夜は
自分がしぼんでく気がして そんな時最初に何故か浮かぶんだ
可愛さ半分 憎さ百倍 笑顔の君が
出典: Plus One/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai
そしてサビの部分にさしかかる直前のこの歌詞、特に最後の1文が筆者は一番好きです!
こんな表現をしたら相手が逃げてしまうと考える恋愛関係もあるでしょう。しかし、この歌詞にはどんなことも全て言い合える全てをさらけだした関係性が表されているとも考えられます。
これこそが平井堅の考える真のグッドパートナーなのかもしれません。ストレートではないけどちょっと面白おかしい表現で相手の嫌なところを表現しているこの部分の歌詞。
どんなことを言っても許されるそんな関係性が表されていると考えられるこの部分の歌詞が絶妙です。
Can I be your plus one? Can I be your sweet one?
Can I be your only only only one?
君がいないとつまらない やたら静かすぎる世界
運命だなんて 口が裂けても言えないけど
You're the only only one
出典: Plus One/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai
そしてサビの部分では、君のプラスワン、スウィートな相手、オンリーワンになっていい?と歌います。
憎さは百倍でもやっぱりそれでもそばにいたいという想いにあふれています。本当は一緒にいたいのに、いないとつまらないという表現で照れくささを隠しているようです。
また、運命とは言えないと言っておきながら、その直後にあなたはたった1人の存在と英語でオブラートにつつみながらも宣言しています。
直接的には言えないけど、大切に思っているよという照れ隠しのような表現もちらほら。結婚数十年の夫婦のようなダイレクトに言うにはちょっぴり照れくさい関係性が伝わってきます。
君がいないと何か足りないんだMy plus one
可愛さ半分 憎さ百倍 そう君じゃなきゃ
出典: Plus One/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai
そして結局、自分からは相手がプラスワンの存在だと認めています。自分の人生にプラスされる1人の人。それが君なのだと。
憎たらしいところもあるけれど、君じゃなくてはダメなんだと気づいたとともに、ここで照れ隠しの表現から少し素直になってきたように感じられます。これならパートナーにも気持ちが伝わるでしょう!
ここでは少し強い気持ちを表現しますが、やはり最後は元の控えめな人物に戻ってしまいます。
君がいないとつまらない やたら静かすぎる世界
運命だなんて 口が裂けても言えないけど
You're the only only one
君がいないと淋しい だから隣で邪魔していて
笑っていて
出典: Plus One/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai