BRADIO【幸せのシャナナ】歌詞の意味を解釈！どんなヒーローになればいい？幸せを心から願う理由とは

忙しくて自分に自信がなくても、主人公はまっすぐに生きていこうとします。

その証拠に「人の幸福を願いたい」というフレーズが。

これはつまり道徳的にありたいということでしょう。

自分が苦しい状況でも、道徳観や倫理観は失いたくない。

そんな決意が表れています。

これは正義感にも似た気持ちといえるでしょう。

ヒーローはこんな気持ちがあるからこそ自分を犠牲にして人を守るのです。

つまりこんな気持ちさえあれば、だれでもヒーローになれる素質があるといえます。

歌詞はここから本題に入ります。

BRADIOが主人公、そしてリスナーにヒーローになることを促すのです。

誰もが自分がヒーローになれるなんて、思ってもみないでしょう。

そしてBRADIOはさらに常識を破っていきます。

それは、ヒーローは1人だけではないということです。

全員でヒーローになれば世界は平和。

たしかにもっともな理屈ですね。

自分に自信のない人でも、少しの良心で誰かのヒーローになれるのです。

次の歌詞では「ダンデライオン」が登場します。

これはつまりタンポポのこと。

タンポポは環境を選ばず、種の落ちた場所で育つことが出来る植物です。

過酷な場所でもしっかり咲きほこれるよう、強い根を持っています。

そして自分が花開いても、誰かに主張することもありません。

誰にも知られず、ひっそりと綺麗な花をつけるのです。

BRADIOはそんなタンポポとヒーローの姿を重ね合わせています。

人知れず、誰かの為に働くヒーロー。

その苦労は計り知れないものでしょう。

しかし決して自慢はしません。

ヒーローもタンポポも自分に正直に、生きているだけなのです。

賞賛やお礼など、見返りを求めて生きているわけではありません。

そしてそんな存在にあなたもなれるよ、と暗示しているようです。

そのために必要なことはただ1つ。

誰かのために行動を起こすことです！

曲はサビに入ります。

この「シャナナ」のフレーズが頭に残りますね。

曲中でも最もテンションの高いパートです。

そしてBRADIOからのメッセージがこのサビにあると考えられます。

それは「幸せになれ」というメッセージ。

ヒーローでも自分に自信がなくても、不幸せになる必要はありません。

誰だって幸せになる権利はあるのです。

BRADIOはそれを応援してくれています。

MVの中でも、主人公の恋路をひそかにサポートするような場面が多数。

自分の正義感や感性のままに従って一歩踏み出す。

そうすれば気づいたら誰かのヒーローになれているかもしれません。

気持ちが沈んだ時にはダンスでも踊って忘れましょう。

楽しく、そして自分らしく過ごすことで幸せになってほしいという願いを感じますね。