「少年であれ」を通して優さんは、周りの声なんか気にせず、自分の好きなこと、やりたいことだけをやれ、と歌っています。
「少年であれ」というのは、無邪気な少年のような心を忘れるな、ということでしょう。
大人になると、嫌なことでも我慢しなければならないことが増えます。嫌気が差しても、責任があるから簡単には今を捨てることはできません。
特に真面目な人ほど、投げ出したり逃げたりすることは恥ずかしいこと、いけないことだと思い込んでしまいがちですよね。
そんな時、「無理に苦しむ必要がどこにある」と言い切る優さんの言葉はきっと大きな救いになると思います。
辛かったら投げ出していいんだ!そう思えるだけで、心がふっと軽くなりますよね。
せめて心だけは自由に
「生まれなきゃよかった」なんて思わせる人間が周りにいても、そんな雑音に負けるな!そんな優さんの強い思いが伝わってきます。
傷つけようとしている人間よりも、自分を愛してあげることに重きを置いたこの曲。
生きていく上で、周りの影響はよくも悪くも受けてしまいますし、害をなすものはたくさんあります。それらすべてを無視して生きることはできません。
だからこそせめて、心だけでも自由になれよと言っているのでしょう。心だけは自分のもの。自分一人のものだから、誰にも汚されることはありません。
だから負けるな、大丈夫だ、という、優さんならではの強い言葉が並んでいるところも、「少年であれ」の特徴であり、大きな魅力ですよね。
辛い時や凹んだ時、優さんの「少年であれ」を聴いて励まされた!という人も少なくないでしょう。
「少年であれ」のMVを紹介
実体験でもある
実は優さん自身、歌い出しの歌詞にある「僕なんか生まれなきゃよかったの?」と思ったことがあったそうです。
時期は定かではありませんが、小学生時代にはイジメにあっていたこともあり、精神的に追い詰められてしまうこともあったでしょう。
また、本人だけでなく、優さんのお友達から似たようなことを言われたこともあったそうです。
生きる意味は後付け
生きる意味というのは難しいですよね。いつでも誰でも、希望に満ちあふれているわけではありません。
でも優さんは、生きている意味なんて後付けでいい!と思ったそうです。
だから「少年であれ」は、半分は自分に向けて、もう半分はそう思ってしまっている誰かに向けて歌っているんだそうです。
本人が体験したことだからこそ、余計に胸に刺さるのかも知れませんね。
「これって自分のこと?」「どうして自分の気持ちがバレているんだろう」と感じる人は少なくないでしょう。
歌詞の意味や曲が作られた背景を知った上で聞くと、より一層MVの内容が沁みてきますね。
こういう歌詞が書けるシンガーソングライターというのは、あまり多くないのではないでしょうか。
これからも優さんには、心に浮かんだことを歌にぶつける、まっすぐで情熱的な歌詞を書き続けてほしいです。
最後に、優さんのベストアルバムをご紹介します!
優さんのデビュー曲「素晴らしき日常」をはじめ、インディーズ時代の楽曲「こどものうた」や今回ご紹介した「少年であれ」などを収録。優さんの魅力が詰まったアルバムです。
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