君だけ見つめるのは ずるいよ僕だけ
二人だけの ト!コ!ナ!ツ!

熱く溶かす 真夏の太陽のように
今を 生きて 君を抱きしめる
強く強く 真っ赤な頬を見つめ
唇に火をともし 始めよう

出典: 常夏ヴァカンス/作詞:Emi Okamoto 作曲:Hirose Hirose

1番の歌詞をご紹介。

作詞はいつものようにおかもとえみが担当しています。

 

恋愛をテーマにした詞が多いフレンズ。「常夏ヴァカンス」も同様に恋愛ソングなっていますね。

 

男が女に振り回される世界観は、世代を超えて分かる共通認識でしょう。

おかもとは「肩の力を抜いて書くとこうなる」と作詞について話しています。

少女漫画が好きらしく、その世界観が投影されるんだとか。

 

手のひらで踊らされているのを自覚しながらも「抱きしめたい」ともがいている。

このくすぐったさ! とにかく男がやたらかわいく見えてくるんです。

夏を狂わす小悪魔的かわいさの女の子

【常夏ヴァカンス/フレンズ】アルバム「コン・パーチ!」のトップを飾る曲!MVでは全員がダンスを披露!の画像

いつものようにかわすのは本気
試して遠い場所まで一緒に
いつものさま めくるめくさま
君となら用意できてる未来に

なんてことないような 君のその優しさに
やられちゃうよ すぐ会いに行けたら
君だけ見つめるのは ずるいよ僕だけ
二人だけの ト!コ!ナ!ツ!

甘く溶かす 真昼の月のように
夢を見せて 君を抱きしめる
早く早く 真っ白いキャンパスに
二人だけ描けたら 離さない

出典: 常夏ヴァカンス/作詞:Emi Okamoto 作曲:Hirose Hirose

2番の歌詞です。

「なんてことないような 君のその優しさ」

このフレーズが印象的ですね。まさに少女漫画的な発想が出ている部分かもしれません。

 

相手にとっては普通の思考とか行動が「優しさ」に見えてきちゃうときってありますよね。

もうそうなったらこちらの負け。「やられちゃう」んです。歌詞の語り手はそれを自覚している。

ここが子どもの恋愛とはちょっと違う。はっきりと大人です。

それでいて、逃れられないことも知っている。

酸いも甘いもかみ分けた、どこまでもしっかりした大人です。自分を客観視できていますから。

「諦めないで!」と応援したくなるような、くすぐったい恋愛模様を上手に描いています。

メンバーがクラブで踊る!? MVをご紹介

【常夏ヴァカンス/フレンズ】アルバム「コン・パーチ!」のトップを飾る曲!MVでは全員がダンスを披露!の画像

監督を務めたのは、今イチバン熱いMVクリエイター・加藤マニ

さて、ではMVを解説していきましょう。

まず映像の指揮をとった監督をご紹介。売れっ子MV監督の加藤マニさんです。

キュウソネコカミONIGAWARAthe peggiesなどの若手バンド

ゆるめるモ欅坂46の守屋茜などのアイドルMVなどを多く手掛けています。

そのほか全国区ではないバンドUNIQLOのPVなども担当。

年間の撮影本数はなんと50本以上と「超多忙」な監督さんです。

今の音楽シーンになくてはならない存在。

フレンズも1作目の「夜にダンスから継続して担当しているようです。

 

舞台にこだわってたり、コミカルだったり、ストーリー仕立てだったり。

視聴者を飽きさせない手腕はさすがのひと言。

「このMVおもろいな~」と思って調べてみると、だいたい加藤が手掛けていたりします。

振り付けにも注目

MVの舞台はクラブです。

おかもとえみのソロカットからスタート。

階段を降りながらお客さんと親しげにコミュニケーションをとります。

 

だんだんと人が増えていき、ひろせひろせが登場。

踊りながらだんだんフロアへ近づいていき、サビで演奏シーンに変わります。

フレンズの演奏に合わせて盛り上がるお客さんたち。

ここではクラブですが、この夏は各地のライブハウスやフェス会場でこうした光景が見られるのでしょう。

 

このMVでイチバンの見どころは、なんと言ってもメンバーダンスシーンです。

かなり練習を重ねたようでしっかりと踊れています。

シンプルで覚えやすい振り付けもポイント。

この振り付けを手掛けたのはファンならおなじみのあの人です。

「夜にダンス」のMVで恵比寿駅の前で素晴らしいダンスを披露していた「よしだえりか」なんです。

 

ファンも覚えやすい簡単ながらパワフルな振り付け。

夏フェスでは会場全体で「常夏ヴァカンス」の振りを踊る光景が見られそうです。

 

曲が進むにつれメンバーは階段を上がっていき、ラスサビで舞台はクラブの屋上へ。

外は真っ暗な夜。やっぱりフレンズはムーディな夜が似合います。

 

ラストカットはおかもとえみ1人のいたずらっぽい微笑み。

大人な空気をまといながらも、どこかあどけない表情がなんとも印象的なラストでした。

「常夏ヴァカンス」はライブで聴きたくなるサマーソング

振り付けを覚えてライブに参加しちゃおう!

「常夏ヴァカンス」を聴くうちに「これ、ライブでやることを見越した曲かも」と感じました。

ひろせひろせが「夏フェスで演奏している光景が浮かんだ」と言っていることもその一因。

覚えやすい振り付けや、曲中のかけ声など「盛り上がりどころ」を交えているのも、そう感じた根拠です。

 

この夏、各地のフェスに出演するフレンズ。ぜひ振り付けを覚えて参加してみてくださいね。

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