フレンズってどんなバンドだっけ?
肩の力が程よく抜けたその音楽性で、じわじわと中毒者を増やしつつあります。
コンセプトは「神泉系」
結成3年目を迎えたフレンズは、「神泉系」をコンセプトに活動しています。
いわゆる「渋谷系」に対し、もう少しオトナな雰囲気漂う街「神泉」の方が自分たちには合っているとして、神泉系というジャンルを掲げているのです。
都会的で、それでいて気張りすぎない余裕を持った、まさに"神泉"とは言い得て妙だと思わせる音楽性が特徴です。
2017年にリリースされた「プチタウン」
そんなフレンズが2011年11月22日にリリースした作品が、「NIGHT TOWN」も収録されている『プチタウン』です。
ですが、6曲収録のフレンズのこの作品は「プチアルバム」。
『プチタウン』というタイトルに合わせた呼び方が可愛いですね。
『プチタウン』リリースに際してメンバーが発表したコメントが、下記に掲載されています。ぜひご覧ください。
フレンズ、魔法かけた“プチアルバム”リリース - 音楽ナタリー
フレンズが11月22日に“プチアルバム”「プチタウン」をリリースする。
「NIGHT TOWN」の歌詞に注目
1番の歌詞を紹介&解説
東京の夜は寒いねって
2人月明かり照らされ
話は溶けちゃいそうだよ
とりあえず店に入ろう
出典: NIGHT TOWN/作詞:おかもとえみ 作曲:ひろせひろせ
タイトルが示す通りの「夜の街」を想起させる歌詞から始まります。
東京の夜景の下、身を寄せ合って歩く男女をイメージできますね。
この歌詞だけでは、2人の関係性までは見えてきません。
なんとなく仲が良さそうな印象はありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
あ、ウィンドウショッピング なんとなく
君は退屈なレイニブルー
つれない態度の BOYS&GIRLS
無理やり冷まして let me down
平行線上進展してない君のハート
早く教えて
出典: NIGHT TOWN/作詞:おかもとえみ 作曲:ひろせひろせ
どうやら2人は、付き合っているわけではなさそうです。
ドキドキしながら相手の様子を窺う一方に対して、もう一方はどこかそっけない態度を取っている様子。
早く君の気持ちが知りたい、とやきもきする様子が伝わってきます。
言葉の韻が気持ちいいサビに注目
HEY 未来の到来
君の感覚を頂戴
HEY 未来は too lie
同じ体温で眠りたいよ
STAY 今は too dyed
言葉を濁して so long
出典: NIGHT TOWN/作詞:おかもとえみ 作曲:ひろせひろせ
夜風を思わせる、エミソンの気持ちいいファルセットから始まるサビ。
「到来」「頂戴」「too lie」…と踏まれた韻も心地よく響きます。
「今は too dyed」という歌詞は、「染まりすぎ」とでも訳せばよいでしょうか。
夢中で恋をしている気持ちが、ひしひしと伝わってきますね。
極めつけは、サビの最後のこんな歌詞です。