【ANSWER】とはどんな楽曲?
【どんなときも。】よりも前に作られた恋歌
【槇原敬之】の【ANSWER】という曲が世の中に出回ったのは1991年4月25日のことです。
当時若干21歳という若さで、デビュー2枚目のシングルとして発売されました。
槇原敬之といえば【どんなときも。】などを筆頭にした淡くて甘い恋愛ソングが有名です。
そんな彼が【どんなときも。】よりも前に作ったのがこの楽曲。
タイトルの意味とは?
タイトルはANSWER=「答え」という意味になっています。
タイトルから連想できるのは何かに対する槇原敬之なりの考え。
シンプルなタイトルですが重みがあります。
この曲が生きていく上でのヒントになる予感がしてくるのです。
この歌詞が伝えたかったこととは何なのか、順にみていきましょう!
歌い出しに透けて見えるのは悲しい現実
歌い出しの雰囲気
あの日地下鉄の改札で
急に咳が出て
涙にじんで
止まらなくなった
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
歌い出しの歌詞です。
優しい槇原敬之の声で再生されるのはなんとも悲しい始まり。
病気でも患っているのでしょうか。
地下鉄の少し埃っぽい情景と咳き込む姿にはイメージが重なります。
新鮮で元気な雰囲気ではなく、しんみりとした薄暗い雰囲気です。
それをしっとりと歌い上げる槇原敬之の声はどこか切なさを感じさせます。
涙が溢れる理由
さらに目には涙が潤んでしまっています。
1度は耐えようとした涙もしまいには流れ出てしまうのです。
主人公はよほど何かを抱えているのでしょう。
自分の中にある大きな悩み。
それが地下鉄の薄暗い雰囲気に感化され溢れ出してしまっているようです。
周りの環境に人は依存します。
周りが明るいとポジティブな思考になりますが、逆ならばネガティブになってしまうのです。
別れ際の寂しさからみえるもの
君と過ごしてた さっきまで
嘘みたいだね もう帰る時間だよ
出典: ANSWER/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
どうやらカップルのデート終わりの別れ際のようです。
デートの終わりから連想されるのは寂しさと悲しさ。
そして幸せだった時間が終わってしまう切なさではないでしょうか。
最初の歌い出し同様にどこか暗い雰囲気が漂っています。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうのです。
気がついたら別れの時間。
同棲をしていない場合のカップルでは休日にしか遊ぶ時間がないことも多いです。
待ちに待った休日のデート。
しかしデートを楽しめば楽しむほど時間は早く過ぎて行ってしまうのです。
ここからは主人公の名残惜しさと寂しいという感情が痛いほど伝わってきます。
彼が君のことを想っている大きさが伝わってくるようです。