VAMPS "CALLING"
ダークな雰囲気のPV
ヨーロピアンテイストと退廃的なコンセプト、シュールレアリスムのエッセンス…と筆者の嗜好をいちいちつついてくるPVです。
没落貴族風のお嬢様の口紅はいったい何をして滲んだのか、さまざまな妄想がふくらんでしまいますが妄想の内容は割愛しましょう。むふふ
Hydeさんが石膏を触るたびにお嬢様の身体に引き出しができ、その中にジュエリーや金物が入っているのはいったい何を意味していると思いますか?
解釈が分かれるところではありますが、おそらく「別れても離れていても、思い出や心の中の思いはつながっている」ことを意味しているのではないでしょうか。
女性はずっと苦悶の表情や冷めたツ―ン顔をしていたのに、胸の引き出しをあけてからは最後笑って外に出ていきますしね。
そしてHydeさん自身のダークさもグレイトです。ラルクでは見れない、また魅力的な表情ですね!
収録アルバム
"CALLING"が収録されているのは、"UNDERWORLD"というアルバムです。
ラルクとは全然違う世界観を楽しむことができるのでHydeさんが気になる方はこちらも併せてチェックを。
ほかの収録曲としては、アルバムタイトル曲の一曲目があります。さっそくヘヴィ&少々ピコピコしたサウンドにテンションも爆上がりです!マジェスティックながらも少々B級感もあるノリやすい一曲でございます。
3曲目の"BREAK FREE"ではヘドバンがはかどりそうな疾走感とビートに酔いしれましょう。夜とか冬とかのドライブで聴いたら気持ちいいだろうなあ~。年末の帰省にでも連れていってくださいな。
4曲目の"DON'T HOLD BACK"も鬼かっこいい作品でして、少々日本的な和音がいいテイストを醸し出しています。ドラミングやギターリフもかっこよすぎでしょう。
…と全曲解説してしまいたいところですが、あとはリスナーの分担ということでここまでにしておきましょう。ホントに延々と語れそうでいつも恐縮です。
タブ譜もあるよ
"CALLING"の公式TAB譜は見当たらないのですが、VAMPSのほかのアルバム"BLOODSUCKER"や"VAMPS"などのTAB譜でしたら購入可能です。
つまりVAMPSはバンドでもコピーできるレベルということ…!?
"CALLING"の収録されているアルバム"UNDERWORLD"の楽曲は、チューニングは低めですし音も拾いにくいので再現しようとするとひっじょーに難しいと思われます。
しかし"BLOODSUCKER"であれば、バンドカラーが濃いめでテクニック的にもそこまでややこしいことはしていないかと思われます。
VAMPSがコピーバンドでやりたい!ということであれば、このスコアの"GET AWAY"あたりから攻めたら楽しいのではないでしょうか。
どの曲も楽器陣はともかくボーカルが最難関だとは思いますが、ぜひ練習やスキルアップにお役立てください。
和訳&歌詞の意味
それでは"CALLING"の歌詞内容と和訳をご覧いただきましょう。
筆者担当の記事ではもうおなじみ、オレンジ下線部の太線部分のみ追っていただくと和訳のみご覧いただけますのでご活用くださいませ。
個人的製作秘話をばらさせていただくと、日本人の書く英語の和訳って洋楽を訳すよりかなり骨が折れるのですよ…。林檎さんの歌詞でもちょっと苦労するときがございます。
意訳しようとしても「これでええんか?」となかなか腑に落ちないことが多々あるのですよね。
しかしその分やりがいもあるということで意欲はバリバリございますので、最後までぜひお付き合いいただければ幸いでございます!
自分のことなんかわからん
I used to be afraid of showing who I was inside
More than a prisoner – a victim trapped in my own life
I couldn’t figure out myself – I couldn’t see the lies
No one was there for me to open up my eyes
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170329-232
和訳:内にある本当の自分を見せるのを怖がっていたんだ
罪人以上だぜーつまり自分自身の人生にとらわれた犠牲者だ
自分のことが全然わからないー嘘が見抜けないんだ
誰だって俺の目をあけさせる奴はいなかったんだ
自分のことが自分でもわからないし、ヒントを与えてくれるような人は誰もいなかった、ということでしょうか。
お前に叫び続けているんだ
I’m calling – calling
No matter what I say to you
There’s nothing that gets through
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170329-232
和訳:叫んでるんだ、叫び続けているんだ
お前に何を言ったって
届くことなどないんだよ
孤独への咆哮ともとれるような、さっそく切ないフレーズです。