アルバム発売前から話題を集めていた1曲「world.execute(me);」

【Mili/world.execute(me);】歌詞の和訳が知りたい!私はパソコンの中にいる?!の画像

今回紹介するのはMiliの2ndアルバム「Miracle Milk」より「world.execute(me);」という楽曲です。

アルバム内の楽曲アニメタイアップや、音楽ゲームアプリDeemoへの提供曲が占める中、この曲はまっさらな新曲

そうかと思いきや、アルバムリリースの約4ヵ月前、2016年6月12日にはYoutubeで公開されていたのですね。

再生数は2年前の楽曲ということで測りかねますが、1400件を超えるコメントはほとんどが2年前のもの。

このことがアルバムリリースとは関係のないところでも、楽曲が注目を浴びていたことを物語ります。

コメント欄にも英語のコメントが目立つことから、世界的に展開されているDeemoから好きになった方も多いのでしょう。

スマホアプリという媒体を通して、しっかりと自分たちの音楽を広めることに成功していることが見て取れますね。

Youtubeでも圧倒的に再生されていることを踏まえると、この曲がアルバムに収録されるのも当然の流れだったのでしょう。

アルバム「Miracle Milk」に関しては同じ収録曲の「RTRT」の記事でも詳しく触れていますので、そちらを是非覗いてみてください!

歌詞に込められているのは、キョンシーとマッドサイエンティストの絆を描く物語!Miliの2ndアルバム「Miracle Milk」収録の「RTRT」を紹介します。

タイトルの意味は

記号で彩られ、プログラミング言語のような難解なイメージを持った「world.execute(me);」。

これは恐らく視覚的な効果を狙った演出で、紐解いてみればタイトルは意外と単純です。

「world execute me」すなわち「私の実行する世界」となります。

これは視覚的に受けたイメージと同じように、コンピューターのなんらかを表しているような印象。

その秘密はきっと歌詞の中に込められているはずですね。

楽曲を考察

楽曲の成り立ちはなんでも、ベースのMitomoからギターのKasaiに「曲にしてほしい」とベースフレーズの提示があったとのこと。

そのときの印象をKasaiはこう語っています。

拡げてくれって言われても4小節分のフレーズです。
たったの4小節(正確には1小節分のループ)です。
『あほなのかなこの人』って一瞬思いましたが、かっこいいので意地でも仕上げてやると思い、
この曲のきっかけとなりました。

出典: https://lineblog.me/mili/archives/1606123888629.html

無茶振りするMitomoも、「あほなのかな」と言いつつそれに応えるKasaiもなんとも微笑ましいですね。

バンドの仲の良さを伺わせるやり取りですが、フレーズをさりげなく「かっこいい」と褒めているところにリスペクトも見え隠れ。

この人間関係がサウンドを支える大切な要素となっていることが伝わってきますね。

RPGのボス戦のよう

楽曲は問題のベースフレーズから幕を開けます。

開放弦を巧みに絡めたトリッキーなフレーズは、例えるならRPGのボス戦を彷彿とさせるもの。

迫りくるゾクゾクのようなものがあります。

それに対して淡々と歌い上げるmomocashewのボーカルは、ボーカロイドのような無機質なイメージ。

人力でこういう表現をするからこそ現れるデジタル感というのもあるのでしょうか。

イントロやメロ部分で聴かせるピアノもまた劇的な響きを持っていて、危機迫る状況に立たされたような色を強めます。

ダンスロックとは言えども

「So deeply」の歌詞を合図に楽曲はサビへ。

激昂するサウンドと、闇を抱えたメロディが織りなすそれはまさに混沌といった印象。

やはり何かに立ち向かっていくような、そんなイメージでしょうか。

2番からはお得意のクラシック要素も強くなり、目まぐるしい展開が聴く人を待っています。

ダンスロックと言えど、これは他のダンスロックとは一線を画すもの。

ダンスロックにはこだわりがあるというKasaiの自信作というだけはありますね。

曲を聴いてみよう!

それでは楽曲を聴いていただきましょう。

イラストを手掛けたのはイラストレーターのたかくらかずき氏。

コンピュータープログラムの内部に入り込んだような世界観にワクワクを覚えますね!