バトルの緊張感をそのままに感じることができる「ignited -イグナイテッド-」

今回ご紹介するのは、T.M.Revolutionさんの「ignited -イグナイテッド-」となります。

アニメのバトルを彷彿とさせる、ミュージックビデオを見ているとより臨場感が出てきます。

更に歌詞では、緊張感がある主人公の心理描写が垣間見えるのが特徴です。

このアニメがあったからこそ、この楽曲が誕生しています。

そんな二つともを理解していくとさらに魅力がわかる世界観があります。

ぜひ世界観を理解しよりT.M.Revolutionさんのファンになってみてくださいね!

何に使われた曲?

今回使用されたのは、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」というアニメです。

このアニメですが「ガンダムシリーズ」の2004年10月に始まったアニメとなります。

そして「ガンダムシリーズ」の中の「SEED」と言われるシリーズになります。

とてもおもしろいシリーズでバトルだけではなく、心理描写も秀逸なアニメです。

ぜひ今回の楽曲とともに見ていただきたいアニメですね!

ただ合計100話を誇る超長編なアニメとなっているので今から見るのは・・・。

と思われる方も多いと思います。

そんな方にもわかるように簡単にご説明致しますね!

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」ってどんなアニメ?

T.M.Revolution【ignited -イグナイテッド-】ガンダムシード主題歌の歌詞を解説!の画像

「機動戦士ガンダムSEED」の正式な続編として始まる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」です。

前編である「機動戦士ガンダムSEED」では二人の主人公により平和が訪れた世界。

だが仮初の平和は、長くは続かず再び戦火に包まれていくことになった世界のお話です。

その中で新たに出てきた主人公と前作からの主人公二人の合計三人の心理描写がしっかり描かれています。

ちょっとナイーブになりすぎてたまに鬱展開になったりする波の激しいアニメです。

だからこそこの歌詞がとても当てはまるアニメとなっていると思いました。

ではそんな予備知識をしっかり持ちながら見ていきましょう。

歌詞をみていきましょう!

ではそんなアニメの背景をしっかり覚えておいてくださいね。

アニメの内容をある程度理解していると、この歌詞が更に魅力的になります。

ただただ戦っているのではなく、人の心がアニメにも描かれているのです。

その心理描写を考えつつ歌詞を読んでいきましょう!!

戦場が悲しさにまみれている

優しいその指が 終わりに触れる時
今だけ 君だけ 信じてもいいんだろう?
誰もが崩れてく 願いを求め過ぎて
自分が堕ちてゆく 場所を捜してる

出典: ignited -イグナイテッド-/作詞:井上秋緒 作曲:浅倉大介

人から手助けされたときに差し出してもらった手。

その時には、手助けしてもらった相手を信じてもいいのか悩む描写が感じられます。

流石に戦争のこの時代・・・。

かなり人を信じることが怖い世界になっているのではないでしょうか?

そして世界平和を望んでいる人々が辛くも亡くなっていく・・・

だけど自分が安心できる場所を求めてひたすらに場所を移動していきます。

戦争で疲弊しきった彼らの心が描かれています。

自分が安心できる場所は、実際に見つかることがあるのか不安・・・。

だけど進むことでしか現状を変えられないので、ひたすらに探していたのだと思います。

そして出会う運命のライバル

T.M.Revolution【ignited -イグナイテッド-】ガンダムシード主題歌の歌詞を解説!の画像

傷つけて揺れるしかできない
ざわめく想いが
僕らの真実なら

出典: ignited -イグナイテッド-/作詞:井上秋緒 作曲:浅倉大介

そして戦争に参加していくことになった主人公たち。

彼らは、どうしても敵を倒していかないといけない使命を持っています。

だがそのときに感じる自分たちの心は、葛藤ばかりしていきます。

本当に自分の行いが正解なのか?

本当に自分の行いが正義なのか?

そんな心の葛藤をしながら本当の平和を探していくことになるのです。

壊れ合うから 動けない
淋しい羽根重ねて
出逢う光のない時代の
眩しさを視せて

出典: ignited -イグナイテッド-/作詞:井上秋緒 作曲:浅倉大介

この歌詞の二行目にある「羽根」ですがガンダムの背中に羽根のような装備があります。

主人公が乗っている機体についている羽根のような装備です。

その羽根が二つ出会うときは、敵対している組織同士の戦場でしかないのです。

そして戦場で出会うことにより、一切希望の光が見えなくなります。

善なる行動ではなく、敵を倒すというお互いにとって悲しい結末しかないのですから・・・。

羽根から噴出するブースターの光をはためきながら・・・。

戦士は、一時の幸せを噛み締めながら戦場へ・・・