「魔弾~Der Freischutz~」とは

14枚目のシングル

魔弾~Der Freischutz~/T.M.RevolutionのPVが衝撃作すぎ?!歌詞も解説!の画像

「魔弾~Der Freischutz~」は、2000年9月6日リリースの14枚目のシングルです。

このシングルは両A面シングルとなっており「魔弾~Der Freischutz~/LOVE SAVER」がシングルタイトルです。

「LOVE SAVER」は、TBS系列「スーパーサッカー」のテーマソングにも起用されています。

シングルの累計売上は、15万枚を記録したT.M.Revolutionのヒットした内の1曲です。

歌劇「魔弾の射手」がモデル

魔弾~Der Freischutz~/T.M.RevolutionのPVが衝撃作すぎ?!歌詞も解説!の画像

「魔弾~Der Freischutz~」は、ドイツの作曲家ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」がタイトルの由来となっています。

「魔弾の射手」の原題は、ドイツの民間伝説に登場する「意のままに命中する弾」を所持している射撃手の意味です。

この伝説は、射撃手が放った弾の7発中6発は思いのまま命中するが、残りの1発が悪魔の望むところへ命中するという話。

歌劇としてもとても興味をそそられる内容となっているので、興味がある方はぜひ調べてみて下さいね。

そしてこの「魔弾の射手」をモチーフとして、「魔弾~Der Freishutz~」は別れた彼女への想いを綴った曲となっています。

ちなみに副題になっている「Der Freischutz」は、ドイツ語で「魔弾の射手」という意味です。

読みは「ディア フライシュッツ」です。

英語読みに慣れている筆者は、始め見た時に読めませんでした(笑)

曲の背景にこのようなお話があることを、頭の片隅に置いて曲を考察していきましょう!

PV紹介

魔弾~Der Freischutz~/T.M.RevolutionのPVが衝撃作すぎ?!歌詞も解説!の画像

ドラマ仕立ての衝撃的なPV!?

「魔弾~Der Freischutz~」のPVは、ドラマ仕立ての映像になっています。

出演者には、T.M.Revolutionこと西川貴教さん本人を始め、俳優の中村方隆さん(故)や女優の木村多恵さんなどが出演しています。

西川さんは木村さんの婚約者という設定のようです。

昭和の時代感漂う映像は、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。

よぉ~く映像を見ていると歌詞に合わせて、それぞれの出演者の口が動いています!

まさかの台詞じゃなくて歌詞を話していたことに驚きです(笑)

娘の結婚に反対する父親。悩んだ末に出した答えが衝撃的過ぎます!

それは自らの腕を改造して肘から大砲が出るようにしたのです!

そしてそれに対抗する西川さんの腕もまさかの大砲!

もう笑うしかありませんが、2人の戦いに終止符を打ったのは娘の木村さんでした。

結果的に、話はまとまり家を出て行った娘を思う両親で映像は締めくくられます。

笑いと感動が一気に襲ってくる、そんな衝撃的なPVです!

歌詞

冒頭

最近途絶えがちだった電話を 放っておいて自爆して
半月後にオトコと笑ってる 眩しい君を見かける

出典: 魔弾~Der Freischutz~/作詞:井上秋緒 作曲:浅倉大介

冒頭の歌詞は衝撃的な内容から始まります。

付き合っていた彼女に振られてしまった、ということがわかります。

それも自分のせいだったのだろうと後悔している様子です。

しかしその別れから半月後、たまたま見かけた彼女は別の男性と楽し気にしています。

なんとも切ない歌詞ですよね。

きっとこの男性は、別れた彼女が忘れられなくて未だに独り身だったのでしょう。

どこか自分だけが取り残されてしまったような、そんな感覚に陥っています。

1番サビ後半

狭い世界で君しかいない 他の名前が出てこない
移る街並 置き去られた 空の声が宙を舞う

出典: 魔弾~Der Freischutz~/作詞:井上秋緒 作曲:浅倉大介

彼女を忘れようと思っていても、何かに憑りつかれたように考えてしまう自分がいました。

どんなに考えてもやっぱり忘れられなくて。

他の女性に目を向けようとしても、脳裏に浮かぶのは彼女のことばかり。

時間だけが過ぎていくだけで、自分はちっとも変わっていないことを嘆いています。