エレンたちが調査兵団に入団してからのこと。
多くの犠牲が出る作戦の決行を迷っている時に、アルミンが以下のセリフを言います。
「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人はきっと大事なものを捨てることができる人だ」
「何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう」
成功を掴みたいのであれば、リスクも背負わないといけないと思い知らされる名場面でもあります。
決して諦めないエレンたち
暗愚の想定 …唯の幻影
…今は無謀な勇気も…
『自由』の尖兵 …賭けの攻勢
奔る奴隷に勝利を!
出典: 紅蓮の弓矢/作詞:REVO 作曲:REVO
「暗愚」とは"愚かな人"という意味です。
圧倒的な力を持つ巨人たちに打ち勝つなんて、客観的に考えたら無謀ですし幻影のように思えます。
しかし、どんな言葉をいわれたとしてもエレンたちは決して諦めることがありません。
巨人たちを倒した先に待っている「自由」に強く憧れているから。
今は巨人たちにとって「奴隷」のような立場であるエレンたち。
それでも、諦めずに戦えば「勝利」があると信じているのです。
犠牲の先にある希望
架せられた不条理は 進撃の嚆矢だ
奪われた其の地平 『自由』を望む《あの日の少年》
止めどなき《殺意》に 其の身を侵されながら
宵闇に紫を運ぶ 冥府の弓矢
出典: 紅蓮の弓矢/作詞:REVO 作曲:REVO
理由もなく理不尽に巨人に捕食されるという現実。
その現状があるからこそ、強く進撃(=進んで攻撃すること)できるです。
「あの日の少年」の部分は「エレン」と読ませて歌います。
外の世界に憧れ、調査兵団に入ることを夢見ていた幼い頃のエレンを指しているのでしょう。
「宵闇に紫を運ぶ」とは、絶望的な暗い世界に陽の光(=希望)が訪れる様子を描いています。
そして「冥府の弓矢」とは、死にゆく調査兵団たちのことを指しているのではと解釈しました。
調査兵団のメンバーの中には、巨人にやられて死んでしまう人もいます。
そのような犠牲が出ている中で、巨人に立ち向かうための策も徐々に見えてくるのです。
先ほど紹介したアルミンの台詞のように、犠牲があるからこそ世界を変えることができるということでしょう。
おわりに
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