No place to stay
No face, no case
No way we stay
No shame in my game

出典: インナーサークル/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと

ラストラビに向けて徐々に詰め上がってくるフレーズ。

段々と心に蔓延る想いが固まっていく様子が感じられます。

居場所なんてどこにもない
自分を作るものなんて何もない
ここに居続ける方法すらない
しかし自分の生き方に恥じることもしない

出典: インナーサークル/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと

全ての文章の前に「No」という単語が付いています。

まさに自分の目の前に広がるものを拒否している様子が想起できます。

先ほどまでの解釈から、主人公が在り続けられる場所も何もかもない事が分かります。

絶望感を漂わせながら、悪のオーラを纏い続けていく主人公。

否定的だからといって、自分の人生を諦念したわけではありません。

歌詞の最終行にあるように、心のどこかでこの生き方に誇りを持っているのです。

厳密にいえば、そうしないと自分が自分ではなくなってしまうからなのかもしれません。

もう何をしようとも無駄

You cannot save me
You cannot stop me
You cannot stop me
Nothing needs to be glorified
Don't blame me
You cannot stop me
You cannot stop me

FEEL MY PAIN

出典: インナーサークル/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと

心から飛び出した言葉のようにひたすらに羅列した歌詞

同じ歌詞が何度も続いている点も、主人公の必死さが読み取れます。

誰も私も救えない
誰も私を止められない
そこに賞賛や栄光の類はいらない
誰ひとり私を責めないでくれ

私の痛みを知れ

出典: インナーサークル/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと

そんな負のパワーに塗れた主人公に対して手を差し伸べようとした人もいたのでしょう。

しかしながら、主人公にとってそれらは逆効果であり、偽善とすら感じるのです。

誰だろうと何だろうと、金輪際、自分には関わらないでくれといっている。

最後にただ1つ、強いて言えばこの痛みを知ってくれと想うのです。

この形容するには大きすぎる痛みを受けられもしないのに、気安く近づくなといっているのでしょう。

そこまで追い詰められて、誰にも理解されないままに主人公は闇に消えていきます。

終わりに

神様、僕は気づいてしまった【インナーサークル】歌詞を和訳して意味を解釈!救えない痛みを解き明かす!の画像

いかがでしたでしょうか。

神様、僕は気づいてしまった】の『インナーサークル』について歌詞を解釈しました!

闇に沈み切った先で決めた覚悟は、誰にも届かない負の想い

疾走感あるサウンドの中、揺らぐ心情に緊迫感絶望感を覚えるダークな楽曲でした。

以下では【神様、僕は気づいてしまった】の他楽曲についての記事を紹介しています。

こちらは『CQCQ』という楽曲の歌詞解釈記事です。

彼らの代表曲となっているメロディアスな楽曲を是非聴いてみてください。

突如音楽界に現れた謎の覆面バンド「神様、僕は気づいてしまった」は、今最も話題を集める若手バンドのひとつと言えるでしょう。そんな彼らはテレビドラマ「あなたのことはそれほど」の主題歌である「CQCQ」で遂にメジャーデビューを果たしました。今回は彼らの記念すべきデビュー曲の世界観を解明していきます。

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