ここでは終わり始まりについて描かれています。

なにかに終わりが訪れた時、悲しさ寂しさを感じてしまいます。

多くの人は1つの出来事が起きた時、それが強い印象として感じてしまう。

つまりなにか積み上げていたものに終わりが訪れた時、終わったという事実1つだけを見てしまいがちです。

しかし、この歌詞を見て思うことは、決してそれだけではないんだということ。

物語に終わりが来れば、きっとまた新たな物語も同時にスタートするということでしょう。

だからこそ私達は、終わった悲しさから人がいなくなっていかないように、手を取り合うべきなんです。

皆で手を繋げば、物語も繋げられるはずですから。

多くの偽り

「人」の「為」と描いて偽りだと
僕らはいつでも主張してきた
けれど本当の気持ちはいつだって
迷い間違え、とりつくろって
偽りから始まるんだ

出典: Never Ending World/作詞:深瀬慧 作曲:藤崎彩織

人間の生き方について描いた歌詞になっています。

偽りと言えば、「偽善者」という言葉がありますね。

意味は、自分の本心を偽って人に善い行いをする人のことを指します。

なんとなくこの歌詞は、この「偽善者」という言葉と少し近い内容である気がします。

偽善ではあっても、少なからずそれは何かを思うことから行動しているはず。

歌詞にもありますが、人は偽りの行動が先行した後に本心という存在に気付けるのかもしれませんね。

そもそも「偽善者」という言葉は、なんとなく第3者目線の言葉であるような感じがします。

しかし、そこを考えていくと人間の闇の部分が見えてきそうですね....。

それぞれの可能性

【Never Ending World/SEKAI NO OWARI】歌詞の意味を読み解く!PVありの画像

「何か」が終わってしまったけれど
それは同時に「何か」が始まって
僕らは「出来る事」が皆違うから
だからこそ「僕ら」は手を繋ごう
We are with you?

出典: Never Ending World/作詞:深瀬慧 作曲:藤崎彩織

改めて終わりと始まりについて描いています。

しかし、違うところは3行目の部分。

世界には多くの人が存在していて、その数だけ色々な人がいます。

十人十色なんていう言葉がありますが、まさにそれですね。

学校を思い浮かべてみると良いかもしれません。

勉強ができる人、運動ができる人、面白い人、優しい人...。

きっとクラスには色々な人がいたはず。

筆者が思うに、このように色々な人が存在することには意味があると思うんです。

それはそれぞれの「可能性」ということ。

これはこの歌詞の意味とも繋がってきます。

クラスに頭が良い人がいれば平均点の向上が望める、面白い人がいればクラスに笑顔が増えていく。

人それぞれによって出来る事が違うから、上手くバランスは保てるんですよね。

進み続ける強さ

【Never Ending World/SEKAI NO OWARI】歌詞の意味を読み解く!PVありの画像

「僕ら」の「夢」が儚いと言われようとも
それを止める理由にはならない
もしもソレが嘘や偽りだとしても
ソレが「真実」に変わるまで
僕らは謳う

出典: Never Ending World/作詞:深瀬慧 作曲:藤崎彩織

勇気を与えてくれる歌詞ですね。

周りがどんな事を言ってこようとも、振り回されたりはしないこと。

進み続けるために重要なことを教えてくれているようです。

前述しましたが、偽りから行動することは悪いことではありません。

偽りが先行し、その後で自分の本心に気付けていくはずですからね。

ただそれだって気付く前に、終わってしまえば意味がありません。

その終わってしまうことの原因になるのが、周りからの言葉

正しいと思ったことについては、人は少々強く言ってくることもあります。

それはもしかすると、押し付けられている感覚かもしれません。

そんな時ほど、我を持つことです。

自分の気持ちとの違和感を感じてまで、周りの言うことを聞いてしまえば真実になんて変わらないでしょうからね。

なによりそんなことを続けていれば、それこそ偽りの人生ではないでしょうか。

どんなPV?

次に、気になるPVについて紹介します。

「Never Ending World」のPVを検索すると出てくるのがこちらです。

YouTubeに投稿されており、時間は4分4秒となっています。

こちらPVです。

どうだったでしょうか?

PVにはSEKAI NO OWARIメンバーが登場しています。

そしてなんといっても印象深いのは、雰囲気

歌詞が歌詞だけに、全体的に静かな雰囲気が目立ちます。

しかしそれがあるからこそ、サビの盛り上がりがより引き立っているのではないでしょうか。

SEKAI NO OWARIらしさを感じられるPV間違いなしです!

まとめ

今回は「Never Ending World」を紹介しました。

「東日本大震災」をきっかけに誕生した曲というだけあって、考えさせられる歌詞になっています。

時間が経過すれば、どんな記憶も少しずつ薄れていく。

だからこそこの曲を聞いて、あの震災の記憶を忘れないで頂けたらと思います。

SEKAI NO OWARI

最後、SEKAI NO OWARIを紹介した記事をお教えしますね。

今回紹介した「Never Ending World」とは違った良さを感じられると思いますよ。