秦基博について
まず、「青い蝶」を生み出した秦基博がどのようなアーティストかについて紹介します。
鋼と硝子でできた声
1980年10月11日生まれ、宮崎県日南市出身で神奈川県横浜市で育ちました。ギター弾き語りのスタイルを貫くシンガーソングライターです。
2006年11月に1stシングル「シンクロ」でデビューします。「鋼と硝子でできた声」と言われているその独特な歌声が魅力です。
その他にはない歌声から他のアーティストの作品に参加することも多く見られます。代表的なものとして、大橋卓弥・平井堅・ムッシュかまやつ・富田ラボ・土岐麻子・レキシなどがあげられます。
2017年までに5枚のオリジナルアルバムを発売
秦基博は2017年の現在までに、「コントラスト」「ALRIGHT」「Documentary」「Signed POP」「青の光景」の5枚のアルバムをリリースしています。
そして、2017年6月にはデビュー10周年を記念して、ベストアルバム「All Time Best ハタモトヒロ」を発売しました。
そんな着実に歩みを続けてきた秦基博の原点と言えるアルバムが、今回紹介する「青い蝶」が収録されている「コントラスト」です。
青い蝶について
まず、秦基博の「青い蝶」の発売日や収録されたアルバムなど、基本情報について紹介します。
2007年9月発売の3rdシングル
「青い蝶」は、2007年9月12日発売の秦基博の3rdシングルです。
同じ年の9月26日発売のアルバム「コントラスト」のリードシングルとなっています。シングルの発売前から、すでにライブでは演奏されていて、ファンからの人気も高かった曲です。
この作品ではじめて島田昌典が編曲に携わりました。彼は、aiko・いきものがかり・松田聖子・スガシカオ・YUKIなど、名だたるアーティスも手がけています。
また、このCDには、通常盤とDVD付きの初回生産限定盤があります。初回生産限定盤のDVDの内容は、「Augusta Camp 2007」での秦基博のライブ映像です。
タイトルに込められた意味とは?
幸せの青い鳥という物語がありますが、この曲のタイトルは「青い蝶」です。果たして、どのような意味が込められているのでしょうか。
この「青い蝶」というタイトルは、映画「天国の青い蝶」から取られています。この映画は2004年に制作された映画です。
末期の脳腫瘍によって余命わずかな少年が、幻の蝶「ブルーモルフォ」を探しに行くという物語で、実話がもとになっています。
中南米の熱帯雨林の風景や美しい蝶の映像が見どころです。想像をこえた奇跡が起こる感動の作品となっています。
その幻の「青い蝶」をモチーフにして、秦基博なりの物語を描いてみたそうです。好きな作品のタイアップソングを、勝手に作ってみたという所でしょうか。