生きるってことがこんなに苦しくて
幸せだと気付いたんだ
出典: 19歳/作詞:横山優也 作曲:横山優也
生きていれば毎日いろいろなことが起こり、考えさせられる出来事もあるでしょう。
特に「19歳」という年齢は、法律的に大人に限りなく近い年齢ですがまだ子供として扱われます。
そんな曖昧さから、社会という場所を不思議な距離感で見つめている状態なのでしょう。
内側でもなく外側でもなく、観察しているような毎日。
生きるということは、楽しいことばかりではありません。
毎日嫌でも働かなくてはいけないし、嫌なことであってもやらなければいけないこともあります。
しかし、そんなある種の苦しみの中でも、幸せな時間が必ず私たちを救ってくれる。
1人で暮らすようになって、今まで感じたことのない様々な感情を感じるようになった主人公。
そんな彼の心が大人へと変化していっている様子が分かります。
未来の自分
未来が納得してくれるように
生きる
己の覚悟とその決意を
19歳の僕を見て 大人になって笑えるように
いつか僕が死ぬその日まで忘れないように
出典: KOTORI/作詞:横山優也 作曲:横山優也
ここでは、これから自分の人生を一生懸命生きていこうという決意が表れています。
将来自分が過去を振り返った時に、あれで良かったのだと思えるように。
未来の自分が恥ずかしくないように生きていきたいと思っているのでしょう。
この自分の人生を死ぬ前に振り返って、納得できるように生きていく。
そんな主人公の真面目さが伝わってくる言葉です。
彼は確実に大人への道を進んでいます。
皆に等しく来る明日
初めての朝も 独り寂しい夜も越えて
きっといつか死ぬその日までいつまでも明日がくる
大人になっていく
出典: KOTORI/作詞:横山優也 作曲:横山優也
今までに感じたことのない感情を持つような朝。
そして、孤独に押しつぶされてしまいそうな夜であっても、生きる人には等しく明日が来ます。
そして、そんな日々がずっと続いていくのです。
その繰り返しによって、いつの間にか世間から大人と呼ばれる人間へと変わっていきます。
年齢ではなく、人生の積み重ねが子供を大人に変えていくのだと主人公が気がついたようです。
「19」歳という微妙な年齢の心情を上手に表現した歌詞の世界観。
そこにあったのは、大人になれないことへの葛藤や憧れでした。
そういった苦悩を消化することで、人間は大人への道を進んでいくのでしょう。
まとめ
今回はKOTORIの「19歳」の歌詞の意味を解説してきました。
「19歳」という大人と子供の狭間といえるような、微妙な年齢の心情を表したその歌詞の世界観。
今回の記事で、その歌詞に込められた感情を知っていただけたのではないでしょうか。
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