命の大小 なんてどこにもないぜ あらゆる全ての心は
永遠に輝く閃光となって 突き進んでゆけ
愛され過ぎて失った愛を 孤独という名の世界だろう
あの子は 君に出会うまで 今も泣いているから
出典: 徒花の涙/作詞:針原翼(はりーP) 作曲:針原翼(はりーP)
4行目の歌詞で述べられている二人の人物について見ていきます。
これはどちらとも共通の人物であり、まさしく主人公そのものなのです。
ここで呈されている「君」とはまさに光を求め走り出している主人公のこと。
いつか過去の泣き崩れていた「あの子」が「君」へと変わる日が来るといっています。
不自由でも苦しくとも存在している一つの命には変わりはありません。
そして「今」を生きていく
もう一度息を吸う
そうだ 僕たちは 苦しくても 息をする
いつかはそうだ 僕たちは 嬉しくて 泣いていた
出典: 徒花の涙/作詞:針原翼(はりーP) 作曲:針原翼(はりーP)
ハッと気づいたかのように描かれている歌詞に注目です。
自分が「死にたい」といいながらでもしている呼吸。
まさにこれこそが生きているということなのです。
涙は決して不幸な時だけに流れるものではありません。
過去に流していたのは幸福有り余って溢れた涙の数々。
そんな記憶を思い出しながら、息をしている自分を愛おしく思うのです。
生きていることの再認
生きる意味それは 生まれたこと (精一杯息をしようぜ)
僕たちが生きる「今」のこと (そんな困難も乗り越えろ)
出典: 徒花の涙/作詞:針原翼(はりーP) 作曲:針原翼(はりーP)
私たちが常に息をしていることへの生の実感。
ただ呼吸をしている今を生きていくこと、それだけでいいのです。
どうせ変わらない世界で、ただ荒んだ心に針を刺して死んでいく。
そのくらいなら、逆に笑える日を思い描いて生きていくほうが良いといっています。
生きることに真面目になり過ぎている私たちへ気づかせてくれるようなメッセージ。
競争社会で人の黒い部分が見える世界だから普段は思いもしない単純なことなのです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
ウォルピスカーター「徒花の涙」について歌詞を解釈していきました。
主人公が不自由でも今を生き続けるのは決してポジティブになっただけではありません。
一度落ちる所まで落ちて全てを考え抜いた故に気づいた「生」への自分なりの答えなのです。
それは多くを求めず、笑い合える日々を願って明日へと足を動かす姿でした。
歌詞に具体的なエピソードが無いからこそ私たちの共感性が更に高められます。
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