E B
Hello!って僕らを見つけて欲しくて
C#m F#
慣れない操縦機握って、空を滑空して来たけど
A
いつの間にか誰かを追うので精一杯
E A B
敵と味方の区別も出来なくなってったなぁ
D E D E
好きだったものを 嫌いになっていく寂しさは
Bm B♭aug D E7
簡単に埋められるもんじゃないな
G Gm
分かってるよ
出典: http://www.ufret.jp/song.php?data=37279
バンドとして進んでいく決意をしたはいいけれど、いつの間にか誰かを追うので精一杯。
周りから成功した人が出ると、自分たちも続こう!ってなったりしませんか? その裏で、羨ましいとか、嫉妬みたいな感情だとかが見え隠れしたり…
本当はもっと高い目標があったはずなのに、いつの間にか「先に成功した人と同じステージまでいく」ことが目標になってしまったり。
そうやって「敵と味方の区別も出来なく」なった時期が、the peggiesにもあったのかもしれません。ケンカすることもあったかもしれませんね。
疑心暗鬼にかられてしまうと、好きだったはずのものも息苦しく、嫌いになってしまうこともあるでしょう。
3人にとっては、それはバンド活動…だったのでしょうか。
本当は好きで、楽しかったはずのものが、今は苦しくて、嫌いになってしまって。
そんな時に「昔は好きだったんだけどな」なんて思いだしてしまうと、どうしようもなく寂しくなったり。
そんな気持ちを、the peggiesは歌います。
大空を駆ける
E Emaj7 B
And go over the Firmament
C#m F#
僕らの戦闘機はまだまだ大丈夫さ
A E A
散々泣いて笑ったさ
B
立派になった気がしてたんだ
B C
ほら、グライダー
出典: http://www.ufret.jp/song.php?data=37279
「Firmament」とは「大空」。
不安や寂しさもあるけれど、大空をかけていこう。
僕らの戦闘機=the peggiesというバンドは、それでもまだまだ大丈夫。
色々な苦悩・葛藤をこえて、それでも大丈夫、進もう!という、力強いメッセージですね。
E B
Hello!って僕らを見つけてくれたあの人
C#m F#
ありがとうとかそんなんじゃ伝えきれないな
A
それなのに卑屈になって
E
間違った欲に目が眩んでたんだ
A B
通りでこんなに息苦しいはずだな
D E
悔しさだとか戸惑いとか
D E
恐怖が僕らを支配していたんだ
出典: http://www.ufret.jp/song.php?data=37279
「あの人」とは誰でしょうね。the peggiesにとって、大きな転機をもたらした人であるのは間違いなさそうです。
恐らくは、音楽を仕事にするためにお世話になった人でしょう。
the peggiesは2012年にEMIミュージック主催の「REVOLUTION ROCK」で優勝した経歴があります。
もしかすると、その関係でお世話になった人かもしれません。
その人への感謝はあるけれど、REVOLUTION ROCK優勝バンドという輝かしい経歴が、もしかすると彼女たちを卑屈にさせてしまったのかも。
卑屈さから間違った欲、願望を抱えながらバンド活動をしていたなら、息苦しさを感じてしまうのも無理はないでしょう。
悔しさ、戸惑い、恐怖…そうしたネガティブな感情から、息苦しい活動に陥ってしまった、そんな時期があったのでしょうか。
E Emaj7 B
And go over the Firmament
C#m F#
僕らの戦闘機はまだまだ大丈夫さ
A E A
前じゃなくて後ろを見てみろよ
B
これからだって気付くはずさ
B C
ほら、グライダー
出典: http://www.ufret.jp/song.php?data=37279
それでも、再びサビでは「僕らの戦闘機はまだまだ大丈夫」と前向きに歌います。
息苦しい活動時期を感じさせるストーリーがあったからこそ、「まだまだ大丈夫」というフレーズに確信めいたエネルギーを感じます。
「前じゃなく後ろを見てみろよ」というフレーズは、この後の歌詞にも関わってきます(詳しくは後述)。
いずれにしても、the peggiesはまだまだ若いバンドで、この音源をリリースした当時、これが2枚目のアルバム。
これまでを振り返ってみればまだまだ全然飛んでない、だから「これからだって気付く」のではないでしょうか。
空は無数の可能性
D
”もうダメだ”とか
E
”後戻り出来ない”とか
D E
なんか全部知ってるみたいに口にしてたけど
Bm B♭aug
後ろ振り返れば
D E7 G
僕らはまだこれっぽっちも進んじゃいないよ
Gm G Gm
それを知ってから見渡す青は
B♭ C/D
嫌になるほど果てしなく自由だったんだ
出典: http://www.ufret.jp/song.php?data=37279
2回目のサビで歌っていた「前じゃなく後ろを見てみろよ」というフレーズに絡む部分が出てきます。
「僕らはまだこれっぽっちも進んじゃいないよ/それを知ってから見渡す青は/嫌になるほど果てしなく自由だったんだ」
空は果てしなく広大で、ずっとずっと遠くまで続いていて…不安や息苦しさに支配されたままコックピットから見る空は、きっと恐ろしいものに見えるんじゃないでしょうか。
どこまで飛べばいいのかもわからない、あそこまで飛んだってまだまだ先がある。ゴールが果てしなく遠く感じたかもしれません。
でも、自分たちはまだ飛び立ったばかりで、少ししか飛んでない、という後ろの距離を知ったとき。
目の前の空は果てしなく自由、どんな風にも飛んでいける、無数の可能性に見えたのではないでしょうか。
E Emaj7 B
And go over the Firmament
C#m F#
僕らの戦闘機はまだまだ大丈夫さ
A E A B
見ててね僕らの蒼穹飛行
B
僕らにしか描けないコントライル
B C D
僕らグライダー let's do it
E Bm
A B
E
出典: http://www.ufret.jp/song.php?data=37279
だから「僕らの戦闘機はまだまだ大丈夫」、the peggiesはもっと飛べる。
僕らの飛ぶさまを見ててね、とすら歌います。
コントライル(contrail)とは飛行機雲のこと。
自分たちにしかできないこと、自分たちにしか進めない道を進むよ、という決意表明ですね!
それでも、the peggiesはグライダー。エンジンを持たない機体だから、色々な補助があってこそ飛び立てた。
グライダーは動力を持ちませんが、うまく風をつかむと、その力でもっと高く飛びます。
「自分たちだけの力では飛べない」という非力さをポジティブに解釈して、それすらも推進力に変えて、the peggiesはもっと高く、遠くまで飛ぶんでしょうね。
the peggiesの新曲もチェック!
the peggiesがメジャーデビューして初めて、満を持してリリースしたミニアルバム「super boy ! super girl !!」。
その中に収録されている「ネバーランド」のMVが公開されています。
もうめちゃくちゃに格好よくて、「グライダー」を歌っていた頃のthe peggiesとは想像もつかないようなサウンドを鳴らしてくれます。
サウンドが骨太で、でも北澤ゆうほの歌声はやっぱり澄んでいて…なんだか「グライダー」の時より、声まで骨太になったみたい。
休符の取り方なんて最高にロック。このパフォーマンスをできるガールズバンドは本当に貴重でしょう。
「グライダー」で決意を見せてくれた通り、the peggiesは「僕らにしか描けないコントライル」をしっかりと見せつけてくれています。
メジャーデビュー後、2018年3月現在までに2枚のシングルと1枚のミニアルバムをリリースしたthe peggies。
次は、いよいよフルアルバムでしょうか? 期待が高まってやみません!
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