配信限定シングル

2012年リリースの配信限定14thシングル

ゴールデンボンバー【泣かないで】歌詞の意味を解釈!まだ未練は残ってる?頑張って別れを受け入れたけど…の画像

『女々しくて』の大ヒットを受けて紅白歌合戦にまで出場したゴールデンボンバー

2004年の活動開始から現在まで様々な楽曲を世に送り出してきました。

シングルアルバムを配信限定や配布限定など様々な形態でリリースしてきた彼ら。

その中から今回は、配信限定の14thシングル『泣かないで』をピックアップします!

のちに、2013年リリースのアルバム『ザ・パスト・マスターズ vol.1』にも収録された1曲。

このシングルは『女々しくて』のリリースから3年後の2012年に配信されました。

テーマは似ていても、自虐をネタにどこか笑ってしまう『女々しくて』とは異なる表現で描くこの曲。

いったいどんな世界観なのでしょうか。

『泣かないで』の世界観

別れ話をするふたり。

その別れを切り出したのは彼女の方でした。

そんな告白を受けた彼氏の感情の変化を描き、胸が苦しくなるほど切ない状況を歌い上げています。

誰しも経験があるであろう、恋人との破局。

共感できる部分も多く、読めば読むほど歌詞の世界に引き込まれていきます

ゴールデンボンバーが得意とする、切ない男心を描いた名曲『泣かないで』。

切なく苦しい物語の中身に入っていきましょう。

別れ際の出来事

寂しさと悲しみと強がりと

泣かないで 泣かないで
忘れられなくなるから
この先の道のりで
きっと恋しくなるから

泣かないで 泣かないで
見かけほど弱くないから
君の選んだ人なら
きっと素敵だろう

出典: 泣かないで/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

冒頭、サビから始まる部分の歌詞がこちらです。

別れ際、恋人と2人で別れ話をしているシーンを綴っています。

ここから、付き合っていた「君」が他に好きな人ができて別れようと言っていることがわかります。

突然の別れ話に、主人公は困惑を隠し切れません。

しかし、ここは男らしく受け入れよう

そういう気概を感じます。

すでに気持ちが次に移ってしまった「君」の選択を精一杯受け入れようとしているのです。

ただ願うことは、涙を見せないでほしいということ。

「君」が自ら決断した選択に罪悪感を感じているからこそ流れる涙であることを主人公は理解しています。

涙を流してでも別れようと言われている主人公の立場からすると、惨め以外ナニモノでもないのです。

そして、後でこの状況を後で思い出した時、その涙に濡れた顔が思い出されて苦しむのは自分であると…。

こうならない選択が付き合っている間に合ったのではないかと…。そういう後悔が湧いてしまいます。

そこまで理解しているからこそ、主人公は「君」の涙を見たくなかったのです。

謝られる方が辛い

君だけが悪いわけじゃないから

ごめんねと言わないで
ただ恋が終わっただけさ
思い出になる時まで
ちょっと胸が痛いけど
さよなら

出典: 泣かないで/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

それでも、「君」は自分が悪いのだと責め続け、主人公に対して謝罪を続けます。

「君」の立場に立てば、その気持ちは理解できる部分があり、おそらくは当然の反応です。

とはいえ、主人公からすれば勘弁してほしい…。

時間が経って、いい思い出として語れるようになるまではその謝罪は受け入れたくないのです。

普通に話すこともできない

今日、午前中に見上げた空の色を
夜、いつものように君に伝えたかった

こんなに辛いなんて 後悔ばかりさ
褒めてもすぐに否定する君が
僕は好きだった

出典: 泣かないで/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔