「毒グモ女(萌え燃え編)」は恋の物語
ただの恋愛ではない
2009年11月25日にリリースされたゴールデンボンバーの楽曲「毒グモ女(萌え燃え編)」。
A面シングル「もうバンドマンに恋なんてしない」のカップリング曲として収録されました。
歌われているのは、ゴールデンボンバーらしいとある男性の恋愛事情。
女性のことを「毒グモ」と呼び、無残な失恋の様子を吐露するのです。
なぜ女性をクモに例えるのでしょうか?
主人公はどんな恋愛に陥ってしまったのでしょうか?
今回はその歌詞を読み解いていきます。
Live映像をチェック
激しい振りが楽しい

こちらは「ゴールデンボンバー全国ツアー2012」における「毒グモ女(萌え燃え編)」のLive映像。
観客を巻き込む激しい振りが、ゴールデンボンバーらしいです。
実はこの振りの中に女性の正体に関するヒントが隠れています!
ぜひ、歌詞の意味を知ったうえでもう一度見返してみてください。
きっと楽しめるはずです。
それでは歌詞の考察へと移りましょう!
恋は突然街の中で始まった
まずは主人公が恋に落ちていく様子が描かれています。
遠まわしな表現をしていますが内容はとてもシンプル。
そのギャップをお楽しみください。
街にあるクモの巣とは
孤独な街に広がる甘い巣穴に掛かり
愛の夢から覚めないこの体
綺麗な罠を仕掛けるその姿軽やかで
もう…僕の恋は止まらないよぅ(わーお!)
出典: 毒グモ女(萌え燃え編)/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
こうして見ると、ヴィジュアル系っぽさのあるカッコいい歌詞ですね。
街の中にあるクモの巣という名の愛の迷宮。
そこに主人公はハマってしまっているようです。
でも、その愛は現実のものではないとも歌っています。
一見主人公が誰かに騙されて大変な思いをしているように感じるのですが…。
むしろ酷い仕打ちすら喜んでいるようにも読み取れます。
歌詞を読み進めてみましょう。
声掛けに抱いた淡い期待
突然街中で声をかけた毒グモが
ニッコリ笑い誘うもんだから着いてった
僕が店に行けば君は喜んだ
もっとも今思いや陳腐な罠だったなぁ
出典: 毒グモ女(萌え燃え編)/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
毒グモとの出会いはなんと街中…。
つまりキャッチの女の子に声をかけられたという意味です。
その笑顔に心を奪われた主人公は、勧誘されるがままに彼女の宣伝するお店へとついていったよう。
この「声をかける」「笑顔を向ける」「来店を喜ぶ」という要素に主人公は恋愛を絡めてしまいました。
そしてそれが「偽りだった」と歌っています。
つまり、信じたのに裏切られたということ。
主人公は女慣れしていないのですね。
だから、可愛い女の子からの声掛けに淡い期待を抱いてしまったのでしょう。
提供されたサービスの内容は?
モテナイ男ニ罠張ッテ
指一本モ触レナイデ
高イオムライスヲ喰ワサレタ
出典: 毒グモ女(萌え燃え編)/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔