忙しいが増えたこと
会う回数が減ったこと
小さなウソが答えだった
離れてく心感じてたよ
出典: バカみたい・・・/作詞:erica 作曲:erica,nao
付き合って間もない頃は、恋人と過ごす時間をどうにか捻出しようとするのではないでしょうか。
隙間時間でもいいから会って駅前でコーヒーを一杯飲む。それだけで幸せです。
なんとかして時間を作ろうとしてくれる相手が、もっと好きになりますね。
ですから「仕事が入っちゃって」と言われたら残念ではあるものの諦めがつくでしょう。
急な仕事に邪魔されてばかりだな……と感じても、職場で彼が必要とされている証なのだと思えます。
あまりにも毎回であれば不信感を抱きますね。本当に仕事なのだろうか、と疑ってみたり。
彼女はきっと問いただすようなことはしなかったのでしょう。なぜなら彼を信じたかったからです。
信じていた分、裏切られたときにはきっと深い傷がついたのでしょう。
仕事に行ったはずの彼が私服で、ひとりで街を歩いていた。例え他の誰かと連れ添っていなくても「ウソ」なのです。
半分消えた
初めて2人で会った夜 一緒に見た星も記念日も
いつか私のこの顔も声も全て忘れちゃうのかな
出典: バカみたい・・・/作詞:erica 作曲:erica,nao
共に過ごすだけでその時間が思い出になります。
思い出は二人で分け合い、同じ量を持っているはずです。
しかし人の記憶にはキャパシティがあるため、鮮明なまま持っていられる記憶には限りがあります。
彼女は彼との思い出だけを目一杯詰め込んでいるのでしょう。
でも彼はどうでしょうか。
「仕事」と称して別の誰かと遊びに行った思い出が増えていくかもしれません。
そうなれば彼女との思い出は奥底に隠れ、そのうち不要なものとして捨てられてしまいます。
思い出から伸びる二本の糸をお互いがしっかり握りしめていたはずなのに、今糸を持つのは彼女の手だけなのです。
想いを閉じ込めていたことへの後悔
「やらずに後悔」は苦しみの原因になります。
「やって反省」は次に繋がります。
消しゴムで消せたらいいのに
バカみたいに恋をして
バカみたいに追いかけて
バカみたいに好きで
止められなくて 消せなくて
(Please don’t leave me.)
出典: バカみたい・・・/作詞:erica 作曲:erica,nao
彼女は想いを相手にぶつけることができていません。
周りが見えなくなるような恋愛をして彼だけを見ていたのに、素直な気持ちを言葉にも態度にも出すことはできなかったのです。
彼の態度から自分への想いが感じられなくなっても、それでも好きなのでしょう。
全てをぶちまけられたら、少しはラクになれたのかもしれませんね。
「好き」という想いは物体ではありません。壊せませんし捨てられません。
一度抱いてしまったら、嫌いになるまでずっと消えないのです。
伝えることの大切さ
もう一度だけ一瞬でもいい
あなたの愛に触れたかったよ
こんなに苦しくなるくらいなら
あの時「行かないで」と言えばよかった
出典: バカみたい・・・/作詞:erica 作曲:erica,nao
もう愛されていないのではないか、と不安になったときに声を上げるべきだったのです。
もっと早い段階なら、彼の想いは自分の元へと戻ってきたかもしれません。
彼が「放って置かれている」と感じていた可能性もあるのですから。
ちょっとしたいたずらを咎めてもらえなかったことを「彼女は関心がない」と捉えたのだとしたら悲しすぎます。
「想い」は目に見えません。隠しても隠さなくても見えないのです。
言葉にする以外に、気づいてもらう方法はありません。
別れがもたらしたものは何なのか
立ち直るためには、バカみたいに相手にこだわっていてはダメなのです。
周りに目を向け自分に目を向け、自分の中の変化を知ることから始めましょう。