インディーズ時代を思い出す曲

04 Limited Sazabys【message】歌詞を解説!君もフォーリミの想いを受け止めようの画像

今回紹介する『message』は『SOIL』というアルバムの1曲目に収録されています。

このアルバム04 Limited Sazabys(以下、フォーリミ)にとって3枚目となるフルアルバム

2018年10月10日にリリースされました。

『message』はすべて英語で歌われており、インディーズ時代のフォーリミと似た雰囲気を持っています。

そのため、古株のファンからは特に人気の曲。

フォーリミのファンに対する愛が伝わってくる歌詞に注目です。

激しくて優しいMV

MVを観ると分かる通り、『message』はかなり短い曲。

メロコアバンドならではの良さが感じられます。

前述したように歌詞はすべて英語。

MVには日本語のリリックが映像と共に流れます。

手書き風の文字からはなんだか温かさを感じますね。

こういった細かい部分にもフォーリミの愛が込められているのでしょう。

ライブハウスでのライブ映像をMVに使用しているところからもファンを大切にしている気持ちが伝わります。

痺れるほど格好良いのに、聴いたあとは心が温かくなる。

そんな激しさと優しさの両方を持った曲となっています。

まっすぐで純粋な歌詞

04 Limited Sazabys【message】歌詞を解説!君もフォーリミの想いを受け止めようの画像

この曲の歌詞に込められたまっすぐで純粋なメッセージ。

それはMVで流れる日本語のリリックを読んでも感じられることだと思います。

ここからは歌詞の解説をしていくので、ぜひMVのリリックと共に読んでみてください。

友達のように励ましてくれる

How’s it going? What’s up? Doing ok. lately?
What’s the matter with your face?
You don’t look good with blue.

出典: message/作詞:GEN 作曲:GEN

「How’s it going?」と肩を叩くような、そんな気さくな言葉から曲が始まります。

まるで友達に話しかけているような歌詞ですね。

久しぶりに会った友達に対して「最近は何してたの?」なんて聞いている様子が目に浮かびます。

しかし、友達はどうやら浮かない顔をしていたみたい……。

そんな友達の顔を見て「憂鬱なんて似合わないよ」と励まします。

自分が落ち込んでいるとき、こんなふうに声をかけてくれる存在がいる。

それは何ものにも代え難い大きな財産です。

フォーリミはファンにとってそんな存在になろうとしてくれているのではないでしょうか?

君が落ち込んでいるときは必ず励ましにいく。

昔からの友達のように傍に寄り添ってくれるこの曲は、始まりの歌詞から目頭が熱くなります。

自分の歌を届けたい

I’m already sick and tired of singing about the negatives.
I’m giving away the different things now.

出典: message/作詞:GEN 作曲:GEN

ここの歌詞では自分のことについて歌っています。

絶望は歌い飽きたから、今は別のものを届けている。

この曲の「僕」にも辛いことや悲しいことがたくさんあったはず。

過去には悲しい歌ばかり歌っていたときもあった。

それは絶望と向き合うことが正しいことなのだと考えていたからかもしれません。

そういった考えも決して間違いではないでしょう。

けれど今の「僕」は考え方が変わりました。

絶望と向き合ったあとだからこそ、悲しみとは違うものを歌いたい。

そう考えるようになったのは、「歌を届けたい」という気持ちが強くなったからなのではないでしょうか?

大切な友達

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友達というのは、時に恋人や家族よりも長い時間を過ごす関係になることがあります。

言いたいことが言い合えたり、離れていても絆を感じていられたり……。

そういった関係になれるのは、恋人や家族よりもむしろ友達の方なのかも。

だからこそ友達は大切にしなければなりません。

この曲を聴いていると、改めてそのことに気付かされます。

一緒に歌おう