「PEACES OF A DREAM」
メジャーデビュー曲でオリコン1位
まず最初に紹介するのはデビュー曲「PEACES OF A DREAM」です。
デビュー曲でオリコン1位を獲得し、見事なデビューを飾りました。
「PEACE OF A DREAM」では無く、「PEACES OF A DREAM」です。間違えやすいので注意しましょう。
夢の欠片
「PEACES OF A DREAM」を直訳すると「夢の欠片」になります。
この曲はそんな夢を諦めた人生に対する後悔を歌っている曲という解釈が最も正しいでしょう。
デタラメな夢を好き勝手ばらまいて
オモチャにしていつまでも遊んでいた
「見え透いた明日が 一番くだらない」と
はしゃぎながら気ままに生きたあの頃
Ah…せめてボクたちが 一度背を向けたら
二度とは戻れない場所なんだと知ってたら
出典: PEACES OF A DREAM/作詞:麻生哲朗 作曲:藤本和則
小さな頃は沢山の夢があったでしょう。
飛行機のことなんて全く知らないのにパイロットになりたいと言ってみたり、サッカーなんてしたことないのにサッカー選手になりたいと言ってみたり。
そんな頃から年を重ねて出来た現実的な夢、現実を見たけどそれでも追いかけたい夢などもあったでしょう。
若い頃は何をしたって親に叱られるだけで済むし、好きに生きることが出来ました。
同じような日々の繰り返しほど退屈なことはありません。その日暮らしでもいいから何かを追いかけるくらいの方が人生楽しいでしょう。
ハンパな夢のひとカケラが 不意に誰かを傷つけていく
臆病なボクたちは 目を閉じて離れた
キミに言いそびれたことが ポケットの中にまだ残ってる
指先にふれては感じる懐かしい痛みが
出典: PEACES OF A DREAM/作詞:麻生哲朗 作曲:藤本和則
夢を追いかけるということは、自分が夢を追いかけているだけであっても、だれかを傷つけていることがあります。
無茶なことをしていると両親に心配かけることになります。先生に迷惑をかけることだってあるでしょう。
夢のせいで友達との間に亀裂が入ることだってあるかもしれません。
後悔や反省していることも感じられる歌詞で、もっと大人になって過去を振り返りながら歌っているのでしょう。
「Point Of No Return」
「Point Of No Return」はCHEMISTRYの2ndシングルです。同じくオリコンチャート1位を獲得しました。
筆者が聴いていたのはまだ小学校に上がる前くらいで、「夏草」という言葉が印象的だったので「夏草」と呼んでいました。
正しくは「Point Of No Return」です。こちらも注意しましょう。
作詞作曲はゴールデンコンビ
「Point Of No Return」は「PEACES OF A DREAM」同様、作詞が麻生哲朗さん、作曲が藤本和則さんです。
この2曲がCHEMISTRY史上、トップのセールスを記録しています。
これ以降この2人でCHEMISTRYの楽曲を作ることはほとんどありませんでしたが、ゴールデンコンビといえるのではないでしょうか!
デビュー曲と同じく「後悔」の歌
「PEACES OF A DREAM」同様、歌詞に「戻れない」という単語が入っています。
つまり、同じように後悔の歌を歌っているのですが、「Point Of No Return」は恋愛に対する後悔を歌っています。