みきとP【ロキ】歌詞の意味を考察！生き抜こうと足掻くのはなぜ？曝け出した先にあるロックンロールとは？

どんなに表面だけを取り繕っても、良い音楽を作れていないのなら、10年後には振り向いてもらえなくなる…。

やや厳しいメッセージではありますが、主人公の将来を思っているからこそのメッセージなのでしょう。

ここでもクラーク博士の言葉が登場していますが、主人公は煙たがっていますね。

“Selfy”とは自撮りのこと。

自分の知名度をもっと上げて、音楽業界で生き抜くためには自分の顔もネットで公にしていかないといけないのでしょう。

自分の顔が全世界に公になるというのは、当然リスクも伴います。

それに、自撮りをたくさん出したところで人気が出るとは限りません。

そんな厳しい音楽業界の中でも、死なずに生き残れよ！と激励している歌詞が素敵です。

音楽活動をやっていくうえで、大切なのは人の心を動かすことです。

自分の音楽を聴いた人たちが感動してくれたり、楽しんでくれたりすることこそが大事なのでしょう。

例え薄っぺらいラブソングだったとしても、それを聴いて心を撃ち抜かれる人がいたのなら大成功なのです。

スロートコートとは、ハーブティーの一種です。

バンドでボーカルを務めている主人公は喉のケアをするために、日頃からスタジオでもスロートコートを飲んでいます。

しかし、それでもライブ本番前になるとプレッシャーでいっぱいになる主人公。

風邪で声が出ないことを言い訳にして、プレッシャーから逃げ出そうとしている様子が描かれています。

しかし、プレッシャーに負けそうになっている主人公に対して、みきとPさんは𠮟咤激励していますね。

そんなつまらない言い訳なんかしないで、ライブでは全力で勝負をしろ！

そんなメッセージが込められているように感じられます。

この歌詞で登場する「死」というのは、音楽業界で生き残ることができなくなった状態を指すのでしょう。

主人公も、みきとPさんも、音楽を真剣にやっている者同士。

だから、𠮟咤激励をしながらお互いに生き残ろう！と呼びかけているのでしょう。

「ロキ」は、音楽を真剣にやっている人に向けた熱い応援歌であることが分かりましたね。

「ロキ」の歌詞を読んで、心を突き動かされたというバンドマンもたくさんいるのではないでしょうか。

ちなみに、みきとPさんは「ロキ」以外にもたくさんの名曲を作ってきています。

バレーボール部に所属する女子が主人公の「ガールズインターハイ」。

とある女子学生の恋愛模様を描いた「バレリーコ」など。

「ロキ」とはまた違ったテイストの曲ばかりなので、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。