奪ってしまった時間と、今思うこと
あなたは僕を許してばっかりだった 自分ばかり我慢して
素敵な物を求めない その背中はいつしか小さくなっていた
出典: それぞれ歩き出そう/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
いつも子供のことを優先する「あなた」は、素敵な服など自分のためには何も求めずに、幼い「僕」のおねだりをできる限り聞いていたのでしょう。
自分の無邪気さがいつの間にか「あなた」が着飾ることや、自分の人生を楽しむ時間を奪ってしまったのではないかと思っているのでした。
いつの間にか母よりも大きくなってしまって、見えなかったものが見えるようになったからこそ、こうした罪悪感が生まれたのでしょう。
「僕」が子供だっただけなのですが、そんな後悔にも優しさが窺えて、「あなた」が良い親だったということが伝わってきますね。
愛しているから、それぞれの道を進もう
「あなたを愛してくれる人 寂しさを埋めてくれる人
守ってくれる人はきっと他に居るわ
でも、誰に頼ったら良いのか分からなくなった時は帰っておいで
私はあなたの味方だから」
「あなたが笑ってられる、幸せである それが私の幸せだから
自分ばかりを責めないで
私は勝手に幸せになるから あなたは前向いて」
出典: それぞれ歩き出そう/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
どんなに頑張っても親とは子よりも先に年老いて行くもので、そうやって先に逝けることは幸せなことなのだと親になるとわかりますね。
だからこそ、どんなに子供を愛していても、いつかは素敵な人を見つけて飛び立ってくれることを祈る。
ただ、誰にも頼れなくなったら戻ってきたらいいという言葉に懐の深さを感じますね。
お互いがお互いを思っているからこそ、勝手に幸せになるから前を向いてと言える。
そんな親子の関係性が素敵な歌詞でした。
おわりに
「それぞれ歩き出そう」の歌詞を解釈しましたが、いかがでしたか?
お互いに愛し合っているからこそ、それぞれ自分の人生を歩き出そうという想いがタイトルに込められていることがわかりましたね。
映像は阿部真央さんが涙ながらにこの曲を歌う、ライブ映像です。
どれだけこの楽曲への想いが強いかわかりますね。
思い出すと泣きたくなるくらい懐かしくて愛おしい瞬間、そんな日々に思いを馳せながら聴きたい一曲でした。
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね