今や押しも押されもせぬ人気バンドとなったフレデリック
その代表曲といえば、「オドループ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ですがその前に、彼らが全国にその名を轟かせる足がかりとなった曲があります。
それが「SPAM生活」です。
シュールな歌詞MVが印象に残るこの曲を、今回の記事でご紹介します。

関西出身の双子バンド、フレデリック

神戸出身の二卵性双生児三原健司三原康司
フレデリックは、彼らを中心に結成されたロックバンドです。
ヴォーカルを担当する健司(兄)と、ベース・コーラス及び作詞作曲を担当する康司(弟)は、見た目はあまり似ていません。
しかし、彼らのコーラスが持つ独特の響きは、確かに双子だからこそ出し得るものだと思います。
ちなみに上のツイートと画像を見ての通り、彼らは2018年7月に新曲「飄々とエモーション」のリリースを控えています。
こちらも要注目ですね!

ブレイクのきっかけとなったオーディション

大阪府のライブハウスを中心に活動していたフレデリック
彼らの名が一気に全国区になったのは、2012年12月に行われたオーディション『MASH FIGHT Vol.1』でした。
MUSICAやA-Sketchなど、音楽業界に名だたる4社が合同で開催したこのオーディションでグランプリを獲ったのは、THE ORAL CIFARETTESという別のバンド
しかし、このオーディションでフレデリックは特別賞を受賞し、ここから彼らの快進撃が始まったのです。

デビューアルバム『うちゅうにむちゅう』

【SPAM生活/フレデリック】Tシャツで歌詞を表現?!シュール過ぎるMVから目が離せない!!の画像
そんなフレデリックが2014年3月にリリースした、自身初となる全国流通盤が『うちゅうにむちゅう』でした。
毒々しいほどに目を引くジャケットに、キラーフレーズの応酬で耳を奪う楽曲たち
フレデリックが日本中の音楽ファンに愛されるようになったのは、必然としか言いようがありません。

「SPAM生活」以外の曲も中毒性が高い!

『うちゅうにむちゅう』のリード曲は、今回の記事で紹介する「SPAM生活」です。
この曲は当時のフレデリックにとっての代表曲でしたが、このほかに収録された5曲もなかなかの曲者ぞろい。
例えば、5曲目に収録された「アウトサイドの海」は、はじめはどこか眠たげなメロディでゆったりと曲が進みます。
かと思うと、不穏なエフェクトのかかったギターが聴き手を深遠へと引き込んでいきます。
掴みどころのない、不思議な曲です。

超シュールなMVに注目

2014年に後悔されたこの曲のMVのコンセプトは、「FREDRIC T-SHIRT COLLECTION 2014」
そのコンセプト通り、メンバーが様々なTシャツを身にまとって登場します。

歌詞をモチーフにした奇想天外なTシャツたち

例えば、最初に出てくるのは「一色たんにもっともっともっとごちゃまぜにしたい生活です」Tシャツ
と来ればもちろん、次に登場するのは「おとぼけの悪魔がタバコを吸ってジャンキーになったら意味ないない」Tシャツです。
歌詞の1フレーズをモチーフにしたTシャツに描かれているのはどれも、分かるような分からないような、シュールなイラスト。
特にサビの「死んだサカナのような眼をしたサカナのような生き方はしない」Tシャツは…そもそも、映し方がなかなか前衛的。
ぜひ、その目でお確かめください。

「SPAM生活」の気になる歌詞をピックアップ!

それではいよいよ、「SPAM生活」の歌詞を紹介していきます。
とはいえこの曲の歌詞は、考えるよりも感じた方が早いフレーズが多いです。
そのため、全ての歌詞を細かく見ていくのではなく、印象的なフレーズだけをピックアップしてご紹介します。