2番以降になると、エンドロールのバックに描かれているのは脱ぎ捨てられた彼女たちの練習着。
これはもう彼女たちはもうそれを着ることがない、本当に終わるのだということを示しているようにも読み取れます。
さらに、その練習着の上に舞い落ちる羽根。
羽根を使った演出がなされていたのは、アニメ2期のエンディング「どんなときもずっと」です。
そのエンディングでは最後にメンバーが舞い散る羽根を受け止めています。
一方で映画では誰も受け止めず、彼女たちがμ’sを卒業することを示しているのではないでしょうか。
舞い落ちた羽根は彼女たちが飛び立った証とも考えられるかもしれません。
どちらにしてもファンにとってはたまらない、涙無くしては見られない演出です。
ぜひ映画をみてチェックしてみてください!
「僕たちはひとつの光」の歌詞
メンバーの名前があちこちに・・
Ah! ほのかな予感から始まり
Ah! 希望が星空駈けて
花を咲かせるにっこり笑顔は
ずっと同じさ 友情の笑顔
忘れない いつまでも忘れない
こんなにも心がひとつになる
世界を見つけた喜び(ともに)歌おう
最後まで(僕たちはひとつ)
出典: 僕たちはひとつの光/作詞:畑亜貴 作曲:ZAQ
ここで歌詞に登場しているμ'sのメンバーは、高坂穂乃果(ほのか)、東條希(希望)、星空凛(星空)、小泉花陽(花)、矢澤にこ(にっこり)の5人。
自分の名前のパートが入っている部分ではPVでメンバーの顔がアップになるのでわかりやすいのではないでしょうか。
最初のAメロだけで5人の名前を入れることが出来るのがすごいですよね。
そして、歌詞の内容は、高坂穂乃果の直感から始まった小さな希望が、仲間を増やしていくことで広がっていった思い出が語られています。
みんなでおんなじ方向に向かって進んでいく、そんな心が一つになる様な喜びに出会えた幸せを感じることが出来ますよね。
穂乃果の発案から始まったμ’s。
全員が集まるまでの紆余曲折があり、さらに9人が集まってからも大変なことはたくさんありました。
彼女たちが同じ目標に向かう中には、辛いこともたくさんあったはずです。
それを一緒に乗り越えてきたμ’sの絆は、たとえμ’sとしての活動をやめても、この先も続いていくことでしょう。
そして、μ’sはメンバーそれぞれの個性が集まって、9人のμ’sを形作っています。
誰か1人が突出している訳ではなく、みんながグループのことを考え、調和がとれているのです。
全員の個性が混ざり合って、μ’sとしてのひとつの光で輝いている存在なのだと読み取れます。
小鳥の翼がついに大きくなって
旅立ちの日だよ
遠くへと広がる海の色暖かく
夢の中で描いた絵のようなんだ
切なくて時をまきもどしてみるかい?
No no no いまが最高!
出典: 僕たちはひとつの光/作詞:畑亜貴 作曲:ZAQ
ここで登場するのが残りの4人です。
南ことり(小鳥)、園田海未(海)、絢瀬絵里(絵)、そして西木野真姫(まき)。
う~ん、後になればなるほどかなり強引さが漂ってきます。
特に絢瀬絵里に関しては「いた?」となってしまう人も多いと思いますが、全員の名前を入れるというのはかなり大変な作業のはず。それをやり切った畑亜貴さんはすごい!!
歌詞の内容は旅立ちの日が近づいてきたときのちょっと切ない感情が歌われています。
学校の卒業式などで青春の日々がもうなくなってしまうのかという淋しさを感じたことはありませんか?
もう一度あの頃に戻りたいなんて思う人もいるかもしれませんが、この楽曲ではこれから広がっていくステキな未来を暖かな海として描かれています。
希望が未来にある人間は”昔はよかった”ではなく、”今が人生の中で最高の時”だと思えるのかもしれませんね。
それぞれが別の道へ歩んでいく時、一緒に過ごした時間が楽しければ楽しいほど、別れ難いものでしょう。
過去を振り返って、あの時に戻りたいという思いを抱いてしまうかもしれません。
しかし、彼女たちはそうではないようです。
どんなに別れが切なくとも、「今」が一番。
それは、これまでのμ’sの活動で、思い残すことは何もないからこそかもしれません。
ともに過ごした時間はいつでも最高で、これからの彼女たちが歩む未来への糧になるのだと感じられます。
μ'sが歌う卒業の歌
みんなと出会えたこと嬉しくて
離れたくないよ本当だよ
涙はいらない このまま踊ろう
手を振ってもっと振って
出典: 僕たちはひとつの光/作詞:畑亜貴 作曲:ZAQ
旅立ちの日には必ず訪れる”別れ”。
でも、悲しい涙を流す必要はないとμ'sは歌います。
いつだってしんみりすることが嫌いで、元気いっぱいのμ'sらしい別れ方ですよね。
旅立つからといって何か変わるわけじゃない、今まで通り全力で夢に向かって進んでいこうという決意が読み取れますね。
ともに頑張ってきた時間を思えば、しんみりしてしまうことは仕方のないことでしょう。
それでも笑顔で別れようとしているのは、最後の最後まで後悔しないようにするためかもしれません。
しんみりと切ないお別れより、楽しく未来について語るような明るいお別れを望んでいるのです。
μ’sらしいお別れは、ファンにとってははより一層切なくなります。
彼女たちの描く未来
憧れに繋がった未来
光を追いかけてきた僕たちだから
さよならは言わない
また会おう 呼んでくれるかい?
僕たちのこと
素敵だった未来に繋がった夢
夢の未来 君と僕のLIVE&LIFE
出典: 僕たちはひとつの光/作詞:畑亜貴 作曲:ZAQ
ここで注目したいのは「君と僕のLIVE&LIFE」です。
なんだか聞いたことあるタイトルだとは思いませんか?
μ'sのファーストシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」というタイトルを思い出させてくれますね。
この楽曲は、元気なままで前向きに進んでいこうという楽曲でしたよね。
その思いをそのまま未来に乗せていこうと歌っているのでしょう。
ただひたすらに、スクールアイドルとして頑張ってきた彼女たち。
最初は、スクールアイドルはただの憧れや叶えるのは難しい遠い夢だったかもしれません。
しかし、彼女たちはその憧れを叶え、思い描いていた未来を現実にしてきました。
そんな彼女たちには、同じ目標に向かうことで築いた絆が固く結ばれています。
その絆があれば、たとえ別々の道を歩んでも、いつかはまた集まれるはずです。
μ’sの絆は不滅であることを示しているようにも感じられます。
広がる無限の可能性
小鳥の翼がついに大きくなって
旅立ちの日だよ
遠くへと広がる海の色暖かく
夢の中で描いた絵のようなんだ
切なくて時をまきもどしてみるかい?
No no no いまが最高!
だってだって、いまが最高!
Ah! ほのかな予感から始まり
Ah! 光を追いかけてきたんだよ…
出典: 僕たちはひとつの光/作詞:畑亜貴 作曲:ZAQ