「ムーンライトステーション」の歌詞では、かぐやと出会った<僕>が二人の思い出を回想しています。
季節は真夏。8月は花火大会やお祭りなど、いろんなイベントがあって盛り上がりますよね
「ムーンライトステーション」の面白いところは、かぐや姫の舞い降りる舞台が"現代"だと思わせるところです。
<YOKOHAMAの花火大会>なんてデートには絶好のスポットですよね!
wow トーキョー ムーンライトステーション
星空に、列車がやってくる
「月」が君を迎えに来たんだ
この銀河列車が発車する前に
出典: ムーンライトステーション/作詞:Fukase 作曲:Fukase
しかし、どんなに二人で楽しいときを過ごしたとしても『かぐや姫』の物語で待っている結末は"別れ"だと決まっています。
サビでは<「月」が君を迎えに来た>と言っていますが、かぐやの乗った<銀河列車が発車する前に><僕>は何をしたかったのでしょうか?
かぐやと出会って1年……
あれから二度目の夏が来て、色んな所に出掛けたね
今年の夏は電車で海にでも行こうかなんて話して
UENOのガード下の屋台で焼き鳥とビールを飲んだ君は
だいぶ酔っぱらって、また泣きながら
“帰りたくないよ”と
wow トーキョー ムーンライトステーション
君に言わなきゃいけなかったこと
僕はずっと忘れていたんだ
この銀河列車が発車する前に
出典: ムーンライトステーション/作詞:Fukase 作曲:Fukase
かぐやと出会って1年が経ちました。
<今年の夏は電車で海にでも行こうか>というセリフも現代のカップルのようでおもしろいですね。
でもかぐやは別れのときが近づいているのを感じていたようです。酔っぱらったときに出てしまった<帰りたくないよ>という言葉は、きっと心の底から出た気持ちだったのでしょう。
だけど、運命は決まっています。かぐやは月行きの<銀河列車>に乗ってしまいました。
列車が<発車する前に><君にいわなきゃいけなかったこと>とは一体……?
忘れていたのは<ありがとう>
月の光が照らすその駅 僕が君に言えなかったこと
ありがとうを僕は忘れてた 君があの月に帰ってしまう前に
wow トーキョー ムーンライトステーション
星空に、列車がやってくる
「月」が君を迎えに来たんだ
この銀河列車が発車する前に
出典: ムーンライトステーション/作詞:Fukase 作曲:Fukase
普段から<僕>はあまり<ありがとう>を言わない性格だったのかもしれませんね。
<僕>がかぐやに対して「あ、あのときのお礼を言うのを忘れた……まぁ、いいか」というような出来事がたくさんあったのかもしれません。
しかし今、かぐやは月へ帰ってしまう列車に乗ってしまいました。
<この銀河列車が発車する前に><君があの月に帰ってしまう前に>、ここで<ありがとう>を言わないといけません!
最後に……
SEKAI NO OWARI「ムーンライトステーション」はファンタジックな世界観の中で描かれた失恋ソングです。
胸はキュンと切なくなるけれど、なぜか尾をひくような悲しみがないのはこの曲のよい所だと思います。
和楽器のアレンジもおもしろいのでヘビロテしてしまう「ムーンライトステーション」。この曲を通して、皆さんもセカオワワールドにハマって欲しいと思います!
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね