雨粒 映る 何人もの 私がね
ひとりひとり話すの
いつかの 後悔とか
うるさいなあ…
出典: WATER SLIDER/作詞:MICO 作曲:土器太陽
雨の日のどこか憂鬱な気分の中、消化不良な自分がいることに気付く「私」。
やりたいこと、やれないこと、そんなたくさんのモヤモヤした思いを雨の中思い出してしまう。
それに気づかないフリをしてきた「私」ですが、サビで新しい世界を切り開きます。
新境地へと流れ落ちていくサビ
今までの私を 脱ぎ捨てて
息継ぎで少し考えて
だけど いいかも 身を委ねて
泳ぐ先はWonder
何も 見えないけど
出典: WATER SLIDER/作詞:MICO 作曲:土器太陽
MICOさんが「新しい世界へと流れ落ちていく」ことをコンセプトとした今作のメッセージがここに込められています。
モヤモヤした思いや後悔といった気持ちを脱ぎ捨てて新しい自分として飛び込んでいく。
何か明確な未来や目標が歌われているわけではないですが、そんなものがなくても新しい自分になれるんだよ、という意味にも受け取れます。
そしてラストのサビ。
ここから知らない私に 飛び込むの
水中も目を開いて
まるでWater Slider
今までの体験 脱ぎ捨てて
息継ぎで少し考えて
確かに生きたい 息するより 気持ちがいい世界 いま
出典: WATER SLIDER/作詞:MICO 作曲:土器太陽
その体験は本当に自分の体験と言えるのか?他人からしたら、体験とも言えないものかもしれない。それでも新しい自分になるために脱ぎ捨てて進んでいく。
その先は今よりずっと息をするのが気持ちいい世界。
日常にありふれた感覚を研ぎ澄ませていくと、何か違ったものが見えてくる。それは特別なことじゃなくて、私たちの周りにも転がっている出来事かも?
MICOさんにとって初めてのフルアルバム。そのリード曲である「WATER SLIDER」は、新しい世界への挑戦と希望を描いた楽曲になっています。
まとめ
電子音を基調とした楽曲構成は変えずに、今までとはガラリと雰囲気を変えたテイストを持ってくる……SHE IS SUMMERの「WATER」からはそんな新しいチャレンジを感じます。
ちなみに、大人っぽい雰囲気を醸し出しているのは「WATER SLIDER」だけではありません。
たとえば同アルバムに収録されている「NIGHT OUT」は、ダンサブルな面をとにかく押し出し、歌詞の意味よりも語感の良さに重点を置いたと言います。
エレクトロ・ポップを担いながらも新たな境地を開拓していくSHE IS SUMMER。6月には「GIRLS AND LOVE」と題しライブも開催予定です。
さらにギアを上げていく彼女は、次はどんな顔を見せてくれるのだろう?目が離せませんね!
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