2枚目のベスト・アルバム!

2012~2018年の曲を収録

【BEST HIT AKG 2/アジカン】ベストアルバムの必聴ソングを紹介!盛り上がる曲はこれ!の画像

2018年3月28日にリリースされた『BEST HIT AKG 2』は、アジカンにとって2枚目のベストアルバムです。

前回のベスト盤『BEST HIT AKG』は2012年1月18日にリリースされました。

それ以降リリースされたシングルアルバム等からセレクトされた全17曲が収録されています。

名曲を数多く作っているアジカンのベスト盤ですから、内容は保証付きです。

そしてそれと同時に、このベスト盤にはアジカンの苦悩や葛藤といったものも感じられるのです。

このアルバムに収録されている曲は2012年から2018年までの曲です。

アジカンのキャリアとしては、中堅からベテランになってきたと言っていいでしょう。

そしてその直前、2011年には東日本大震災が発生しました。

いまだに記憶に新しく、東北の復興も原発問題も解決していない大惨事です。

アジカンの後藤正文はそれ以降、SNSでもメディアでも社会問題に対してのメッセージを強く打ち出すようになりました。

アジカンのキャリアとしても後藤正文のアーティストとしての立ち位置も、それまでとは違ってきたのです。

その時期の曲をまとめたのがこの『BEST HIT AKG 2』だと言えるでしょう。

いい曲だ、カッコいい!と盛り上がって聞くのももちろんいいと思います。

しかし、それだけではない深みがここに収録された曲にあると思うのです。

もう2枚のベスト盤も同時発売?

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実は『BEST HIT AKG 2』と同時に、さらに2枚のベスト盤もリリースされていました。

それが『BEST HIT AKG Official Bootleg “IMO”』『BEST HIT AKG Official Bootleg “HONE”』の2枚です。

これはいったいどういう作品なのでしょうか?

最初のベスト盤『BEST HIT AKG』を制作する際、後藤正文は選曲にかかわりませんでした。

他のメンバー3人が選曲をしたのです。

ほとんど意見は対立せず、あっさり決まったとのこと。

しかしその時に、自分が選ぶならこうだと後藤正文が選んだリストがこの2枚というわけです。

1枚には選びきれず、2枚のボリュームになったということですね。

"IMO"、"HONE"はそれぞれ「芋盤」「骨盤」と呼ばれています。

これはビートルズのベスト盤が「赤盤」「青盤」として親しまれているのに倣ったとのこと。

なかなかマニアックな選曲ですが、なぜ後藤正文がこれを選んだのか考えるととても興味深いですね。

ベストアルバムの必聴ソング

さて、本題に戻って『BEST HIT AKG 2』の話です。

ここに収録された全17曲のうち、これは必聴!という曲を紹介していきたいと思います。

ぶっちゃけ言えばベスト盤ですし全部必聴!なのですが、その中から厳選していくつかご紹介します。

「踵で愛を打ち鳴らせ」

2012年4月にリリースされた17枚目のシングルです。

『BEST HIT AKG』はこの前にリリースされたシングル「マーチングバンド」までを収録していました。

つまり、この「踵で愛を打ち鳴らせ」は『BEST HIT AKG』と『BEST HIT AKG 2』を繋ぐ曲なのです。

愛と平和を意識した、とても開放感のある曲です。

ライブでも盛り上がる曲のひとつです。必聴ですね!

「All right part2」

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2012年のアルバムランドマーク』に収録された曲です。

元々は2011年にアジカンが主催したイベント「NANO MUGEN FES」に参加するアーティストの曲を集めたコンピレーションアルバムに収録されていました。

チャットモンチー橋本絵莉子がコーラスで参加しています。

とてもポジティブで、聞いていて前向きな気持ちになる曲です。

タイアップ曲を多く収録

アジカンの曲はアニメ映画のタイアップも多いです。

『BEST HIT AKG 2』にもタイアップ曲が多く収録されています

まとめてご紹介したいと思います。

「それでは、また明日」

2012年7月にリリースされたシングル曲です。

アルバム『ランドマーク』に収録されました。

アニメ映画ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』の主題歌として起用されました。

アジカンは以前「遥か彼方」がTVアニメ「NARUTO -ナルト-」の主題歌になったことがあります。

それ以来の「NARUTO」とのコラボレーションでした。

「NARUTO」作者の岸本斉史先生の希望で実現した再登板だったそうです。

勢いのあるロックナンバーですが、歌詞はかなりシリアスです。

どこか東日本大震災のことを歌っているのではと感じられます。

「今を生きて」