女性主人公?マカロニえんぴつの失恋ソング
マカロニえんぴつは男性4人組ロックバンド。
ガールズバンドではないのにかわいいタイトルの曲がたくさんあります。
例えば「ブルーベリー・ナイツ」。
おいしそうな雰囲気が感じられますが、MVは暗い夜ばかりの映像です。
しかもサビでは切なさのあまり泣き叫ぶかのように声を張り上げています。
一体何が起きているのでしょうか?
気になる歌詞について解説します。
1番の歌詞はこちら!
こじれた恋愛
傷つかないための
気付かないふりばかりだ
信じることは悲しいこと
夜の幻 さよなら25時
忘れちゃうのに求め合うのは
身体が空っぽだから
姑息で孤独なあなたが嫌いで、
でも好きで
そんな自分も好きだった
出典: ブルーベリー・ナイツ/作詞:はっとり 作曲:はっとり
この曲は3番までありますので、1番から順を追って見ていきましょう。
冒頭の部分でわかるのは主人公の恋愛がどうやらこじれているらしいこと。
歌うのは男性のはっとりさんですが描かれているのは女性の内面でしょう。
彼女は夜中の1時にドタバタしつつ、男性に対して愛憎相半ばする感情を抱いているようです。
男性のことを信じて会いに出かけたけれど、まったくもって愛のある態度ではなかったと思われます。
そのせいで彼女の心の中はぐちゃぐちゃにかき乱されている感じです。
具体的に何が起きたのかについてはよくわかりませんが、既に涙をボロボロ流す女性の姿が浮かんできます。
テキトーな関係だった?
合鍵は返してね
愛がないならもう会えないよ
出典: ブルーベリー・ナイツ/作詞:はっとり 作曲:はっとり
これは女性主人公のセリフでしょう。
男性とはお互いの家を自由に行き来する仲だったことがわかります。
ただし過去形の物語。
女性は、男性にダメな面があるとわかりつつ心から愛していたのでしょう。
男性にしてみると彼女とは本気のつき合いではなかったのかもしれません。
都合のいい関係、遊び相手くらいにしか思っていなかったイメージです。
それとも、最初はお互いに愛し合っていたけれども、徐々に男性の愛が冷めたのかもしれません。
女性は薄々愛されていないとわかっていたものの、冒頭の夜中1時のドタバタ劇によって別れを決意。
ここで彼女も彼のことをずるずる引きずらず、きっぱりとした態度をとれたらいいですね。
さて恋愛感情をこじらせ気味の彼女には、どのような展開が待ち受けているのでしょうか。
サビはこちら!
未練を感じる理由
冷めないで 消えないで
そう願ったって遅いのに
愛して まだ相手してほしくて
なんてもう、馬鹿だよな
出典: ブルーベリー・ナイツ/作詞:はっとり 作曲:はっとり
女性が大泣きするサビです。
もう愛されていないと頭ではわかっているはずなのに、叶わない望みを叫びまくっています。
彼以外にも男性はいるはずですし、いつかは彼女のことだけを見つめてくれる相手にも巡り会えるでしょう。
そう前向きに別の道へ進むことができればいいのですが、ダメな男性ほど忘れられないものかもしれません。
もしかしたら冒頭の夜中1時案件を何度も繰り返しているのでしょうか。
確かにタイトルは「複数形の夜」になっています。
恐らく男性は暇だからテキトーに会うだけなら構わないなど、彼女の気持ちを弄ぶような態度をとるわけです。
そのため彼女はもしかしたらまた男性が自分を好きになってくれるかもしれないと淡い希望を抱くのでしょう。
そしてやっぱりダメと彼女の期待は無残に打ち砕かれるのです。
どう考えても悪循環。
そのことを彼女も自覚しているのですが、それでも彼が好きなのでしょう。
果物には別の意味がある?
ねぇ行かないで 棄てないで
もう縋ったって遅いけど
運命の誰か、
あたしを掬って食べて
マイ・ブルーベリー・ナイツ
出典: ブルーベリー・ナイツ/作詞:はっとり 作曲:はっとり