阿部真央「15の言葉」とは

ポっぷ
阿部真央
ポニーキャニオン
販売価格 ¥1,800(2017年9月20日23時26分時点の価格)
売上げランキング: 79537

「15の言葉」は、2010年1月27日に発売された、2枚目アルバム「ポっぷ」の収録曲です。全13曲収録された同アルバムは、その中の10曲が阿部真央さんが学生時代に作成されたものでした。

発売当時、「ポっぷ」はオリコンチャートで第5位を記録しています。また、ORICON NEWSの「阿部真央アルバムランキング(※売上枚数集計)」では、「ポっぷ」が第1位となっておりファンの人気が高いのがうかがえます。

彼女の定番スタイルで、作詞・作曲共に阿部真央さんが作成しています。

「半分の月がのぼる空」主題歌

「15の言葉」は、2010年4月3日に公開された映画「半分の月がのぼる空」の主題歌として起用されました。

「半分の月がのぼる空」は、140万部突破の橋本紡のライトノベル(全8巻)が原作で、非常に高い人気を博しました。あらすじは、不治の病に侵された少女と同病院で入院中の少年との、限りある時間の切ないラブストーリーです。

この世界観に、阿部真央さんの「15の言葉」はぴったりと合っていました。映画予告編にも「15の言葉」が流れますので、その雰囲気が分かります。良ければご覧ください。

阿部真央「15の言葉」の歌詞の意味を紐解いてみた♪

それでは、早速阿部真央さん「15の言葉」の歌詞の意味を紐解いていきましょう。

いつか消えてしまう切なさ

私はいつ消えてしまうか分かりませんので
今ここにこうして認めます
手紙ではなくメールでもない 貴方の耳と目に残るこの歌声で

私は割と愛されていますし
実際それをちゃんと心得ているのです
それでも欲深く愛を求めては 貴方をいつも困らせて、ごめんね

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=ka0347

ここの歌詞は、私はいつ死んでしまうか分からないので、貴方を愛していると認めたうえで、歌声で宣言すると言っています。

自分では、貴方に結構愛されているのを分かってはいるけれど、それでもなお相手を求める気持ちが際限なく湧き出してくる、抑えきれない。だからつい無理を言ってしまう、困らせてごめんねと言っています。

私がどれだけ貴方のことが好きで夢中なのか分かる一節ですね。

全部欠かさず聞いて欲しい

面と向かってじゃ照れてしまうから
今歌うわ 逃さず聴いて

あぁ その愛しい笑顔は
永遠じゃないの知ってるから
今、貴方に贈る15の言葉
「ずっと ずっと ずっと ずっと好きよ...」

出典: https://twitter.com/rui_rui0130/status/807161253403631616

対面でそのまま言葉で伝えるのは恥ずかしい、でも歌ってその気持ちを伝えるのはまだ大丈夫。

だから全部聴いてね。私のこの気持ちを。あぁ、その貴方の愛おしくてたまらない私に向ける笑顔は、ずっと永遠に見られるものではない。この瞬間がずっと続くわけではない。

それが永遠じゃないと分かっているからこそ、今貴方にこの15の言葉を贈りたい。

私の気持ちが全部詰まったこの言葉を。私はずっと貴方が好きよ…。

ここの歌詞にはそんな意味が表現されています。

この「15の言葉」ですが、阿部真央さんの「MUSIC FREAKS」と言うラジオ番組で、歌詞よりも先にこのタイトルが思いついたと言っていました。

そして、タイトルに合わせて、歌詞中に15音の「ずっと ずっと ずっと ずっと 好きよ」や「飽きるほど言わせてね 愛してる」と言う言葉をあえて入れてみたそうです。

試しに数えてみてください。ちゃんと15音になっているので、驚きですね。

阿部真央さんの曲に対する深いこだわりが見えた瞬間でした。

ただ愛していると伝えたい

見える景色も顔も 生きる速さも息絶える日も
きっと違う私と貴方が
今ここでこうして 温かい肌寄せ触れ合える奇跡を思う

この声やその耳が朽ち果てても
貴方が寂しがらぬように

今、言えるだけの愛ことば
怒って泣いて伝えているの
素直じゃない私の15の言葉
「飽きるほど言わせてね、”愛してる”...」

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=ka0347