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2018年03月17日更新

【米津玄師/Lemon】MVと歌詞の隠された意味を徹底解釈!【ドラマ『アンナチュラル』主題歌 】

2018年、米津玄師さんの最初のシングルとなった「Lemon」。ドラマ『アンナチュラル』の主題歌となっているこの楽曲について、歌詞やMVを交えて多面的に徹底解釈していきます!

「Lemon」の基本情報

2017年11月1日にリリースされた4thアルバム『BOOTLEG』からおよそ2か月、2018年1月12日にドラマ『アンナチュラル』の主題歌として音源が解禁になった「Lemon」


多くのファンにとって待望の新曲となった「Lemon」について、まずは基本情報からお伝えしていきます。

リリースはいつ?タイアップは?

2018年1月12日のドラマ放送開始と同時に音源が解禁となった「Lemon」は、ドラマ放送開始から1か月後の2018年2月12日に全編が配信開始されました。


タイアップとなったドラマは、先ほども触れていますが『アンナチュラル』というTBS系のドラマです。


CDとしてリリースされるのは2018年3月14日で、このCDは“Lemon盤・映像盤・通常盤”の3つのタイプでリリースされました。

収録内容は?

先ほど、このシングルは3つの形態でリリースされることをお伝えしましたが、どの形態もCDに収録されている内容は同じです。


「Lemon」のシングルに収録される予定の楽曲は次の通りです。

1.Lemon
2.クランベリーとパンケーキ
3.Paper Flower

出典: Lemon/米津玄師

上記のCDに、形態ごとレターセットが付くもの(Lemon盤)もあれば、DVDが付くもの(映像盤)があったりしてそれぞれの形態の内容が変わってきます。

Lemon(映像盤 初回限定)(DVD付き)
SMR
販売価格 ¥1,749(2018年2月28日16時28分時点の価格)

「Lemon」のMVをチェック!

2018年2月27日、多くの人が待ちに待った「Lemon」のMVが米津玄師さんのYouTube公式チャンネルで公開されました。


下でMVをご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください♪

公式チャンネルにMVがアップされました!

米津玄師さんのMVはアニメなどが多く用いられるのですが、今回は実写のMVとなっています。


「orion」や「ピースサイン」、ダンスが話題となった「LOSER」と同様に今回の「Lemon」も米津さん本人の独特な存在感が光を放っています!

MVに出演している女性は誰?

「Lemon」はMVそのものがレクイエム(鎮魂)をモチーフに作られているのですが、このMVには作品を象徴する存在として1人の女性ダンサーが登場します。


その女性は吉開菜央(よしがい なお)さん


彼女はダンサーでもあり、映像作家さんでもあります。


彼女が監督をした『ほったまるびより』という映画は2015年に文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞を受賞しています。


今回、米津さんのMVに参加したことについて、彼女は自身のTwitterで次のようにつぶやいています。

とても独特の世界観を持つ表現者で、色々と作品を観ていると、どうして米津さんの作品に参加されたのか、その理由がわかる気がします。


彼女についてもっと詳しく知りたい方は、下に吉開さんのHPへのリンクを貼っているので、この機会にぜひ訪問してみてはいかがでしょうか?

「Lemon」の歌詞を読み解いてみる

2018年2月12日の配信開始から“心にしみる”と話題の「Lemon」の歌詞


ここからは「Lemon」の歌詞についてじっくりを見ていきたいと思います!

夢に見るほど“夢ならばよかった”と思う切なさ

夢ならばどれほどよかったでしょう
未だにあなたのことを夢にみる
忘れた物を取りに帰るように
古びた思い出の埃を払う

戻らない幸せがあることを
最後にあなたが教えてくれた
言えずに隠してた昏い過去も
あなたがいなきゃ永遠に昏いまま

きっともうこれ以上 傷つくことなど
ありはしないとわかっている

出典: Lemon/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

あなたにとって大切な人は誰でしょうか。


人でなくても構いません。もう会えない、大切な存在って心にありますか。


「Lemon」の冒頭には“夢ならばどれほどよかったでしょう”という言葉が綴られています。


これはきっと大切な存在に“もう会えない”という事実が夢ならば、どんなによかっただろうかと思っているのでしょう。


しかし、夢ならばよかったと語りつつも、その大切な人は今も夢に出てきてくれているようです。


現実に存在してくれているのであれば、夢に出てきた人と現実世界で会うことができます。


けれども、大切な存在がもうすでにこの世にいないとなると、夢でしか、会えないのです。


夢に出てくるほど心を占める存在であるのに、夢でしか会えず、“夢でしか会えない現実なんて夢であればいいのに”と思う日々は本当に切ないですね。


ただし、その大切な人と同じ時間を共有できて、さらに“もう二度と会えない”を経験したからこそ、“私”は“戻らない幸せの存在”を知ることができたのです。


そして、大切な存在を失ったことは“これ以上傷つくことはないほど悲しい”ことだけれど、その人のおかげで、自分の中にある“昏い過去”にもほのかな明かりを灯せたのです。


ここでは“二度と会えない人から受け取った代えがたい強さ”を表現しているように感じます。

レモンの色は暗闇を照らす“光”

あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
今でもあなたはわたしの光

出典: Lemon/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

心に深く刻まれている大切な人との想い出は、いつも自分自身を支える灯火(ともしび)のような存在になってくれます。


そして、その大切な人がいるからこそ、思い出したくないような過去さえ、愛しいものになる場合があります。


苦みを伴って刻まれているレモンの匂いは、きっと“昏い過去”の比喩表現でしょう。


ただ昏い過去をレモンという明るい色をした果物に例えているのは、きっと過去の想い出全てがネガティブではないと言っているように感じます。


また、レモンの鮮やかな黄色は暗闇に差し込む日の光を彷彿とさせると思いませんか。


きっとこのレモンには、希望という意味も託されているような気が筆者にはするのです。

人はいつも失ってから気づいてしまう

暗闇であなたの背をなぞった
その輪郭を鮮明に覚えている
受け止めきれないものと出会うたび
溢れてやまないのは涙だけ

何をしていたの 何を見ていたの
わたしの知らない横顔で

出典: Lemon/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

大切な存在について、どんなに頭でわかっていても、やはり人がその真の大切さに気づくのは失ってからなのでしょう。


大切な存在は失ってしまえば、触れることもできず、語ることもできず、ただ暗闇で輪郭をなぞるだけしかできなくなります。


もしくは、夢に出てきてくれるのを待つだけか。


誰にも平等に訪れるのは死だけだと、これは古からずっと言われていることです。


しかしこれがいくら生き物の真理だとしても、自分自身がこの事実を体の芯から理解するのは結局大切な存在の死に触れた時だけです。


この大きな喪失感は、すぐに受け止めきれる感情ではありません。


受け止めきれない感情の波にのまれたとき、私たちにできるのはただ、涙を流すことだけです。


そして、私たちはそこで初めて、大切な存在について何も知らなかったことに気づくのです。

暗闇を歩いているのは私だけではないかもしれない

どこかであなたが今 わたしと同じ様な
涙にくれ 淋しさの中にいるなら
わたしのことなどどうか 忘れてください
そんなことを心から願うほどに
今でもあなたはわたしの光

自分が思うより
恋をしていたあなたに
あれから思うように
息ができない

あんなに側にいたのに
まるで嘘みたい
とても忘れられない
それだけが確か

出典: Lemon/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

この世を離れた人は一体どこへ行くのでしょうか。


このことについては、色々な考え方や死生観、観念があると思うので、それは1人ひとりの心を1番大切にすべきだと思います。


ただ、もし、この世を離れた命に魂というものがあるならば、その魂は現世に遺った大切な人を見守ってくれるかもしれません。


いずれは風の中、光の中に溶けていくとしても、遺された人がいつまでも悲しみに暮れていると、旅立った人も遺された人と同じように涙に暮れる日々を過ごすことになるのかも……。


遺された人が長く悲しめば悲しむのと同じ時間を、旅立った人も悲しむのであれば、旅立った人のために、悲しむ自分のことを忘れてほしいというのは、悲しいけれど美しい感情に思えます。


自分の悲しみが、大切な人の悲しみを生むのであれば、忘れてくれて構わない……筆者でもそう思うかもしれません。


しかしここで1つ気になるのは、相手に忘れられても良いとは思っているけれど、相手を失ったことへの悲しみの気持ちは止めることができないと言っているということです。


どんなに頑張っても、やはり、大切な存在を失うというのは心が引き裂かれるほどの重大事。


あなたに忘れられたとしても、自分にとっては忘れられない、これだけは確かな気持ちだと強く言っています。

その光は祈りに似ている

あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
切り分けた果実の片方の様に
今でもあなたはわたしの光

出典: Lemon/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

タイトルにもなっている“レモン”という単語は楽曲の中で何度か登場します。


このレモンについて、筆者は先ほど“日の光”を感じると述べました。


それと同時に、筆者が感じているのは、レモンという単語に込められた希望や祈りの気持ちです。


“雨が降り止むまでは帰れない”、これは筆者には“泣き止むまで動くことができない”と言っているように思えます。


そしてそこに登場するレモンに、雨が止んで差し込む日差しの鮮やかさを感じるのです。


そして差し込む光こそが、新鮮なレモンのような色であり、暗闇に浮かぶ希望のように思えるのです。


米津さんがこの“レモン”という存在にどんな意味や気持ちを込めているのか、それは筆者には測りかねます……。


しかしこの楽曲に“レモンという色鮮やかな果物”を用いたのには、そこに祈りや光、希望を少なからず感じていたのではと思っています。

「Lemon」の裏話

この「Lemon」という楽曲は米津さんにとって初となるドラマタイアップだそうです。


ドラマの内容に“死”という繊細なテーマが関わるということもあり、米津さん自身ドラマの内容を鑑みて楽曲を書きおろしたと言われています。


そしてこれは本当に偶然なのでしょうが、この楽曲を作っている最中、米津さんのおじい様が他界されたということです。


このことは彼自身が明かしていました。


当然のことではありますが、おじい様の死は米津さんにとって非常に大きい出来事で、おじい様の死によって、彼はこれまで自身が抱いていた死への価値観がゼロになったと発言しています。


このため、ドラマ云々を抜きにして、この楽曲は“あなたが死んで悲しい”という感情を歌い続けるものになったとメディアで語っています。

主題歌となったドラマ『アンナチュラル』とは

ここまでに何度かご紹介してきているように、この楽曲はドラマ『アンナチュラル』の主題歌となっている作品です。


ここからは米津玄師本人が“ドラマのために書き下ろした”という『アンナチュラル』について詳しくみていきましょう。

制作局は?放送はいつ?

ドラマ『アンナチュラル』は、TBS系のドラマで2018年1月12日(金)から放送されています。


放送開始時間は22時


脚本は野木亜希子さんなのですが、この方の名前を耳にしたことがある人も実は多いのではないでしょうか?


というのも、この野木さん、2016年に話題となった『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本を手掛けた人でもあるんですね!


今回の『アンナチュラル』は『逃げるは~』とは全く異なるテイストのお話ですが、脚本家としての実力が十二分な野木さんの作品ならきっとおもしろいこと間違いなしでしょう!

出演者は?

2018年時点においては架空の研究機関が舞台のこの物語。


出演者はどの方も演技に定評のある俳優さんばかりです。


主要な出演者については以下の通りです。

三澄ミコト(みすみ みこと)
演 - 石原さとみ(幼少期:稲垣来泉)

中堂系(なかどう けい)
演 - 井浦新

久部六郎(くべ ろくろう)
演 - 窪田正孝

東海林夕子(しょうじ ゆうこ)
演 - 市川実日子

三澄夏代(みすみ なつよ)
演 - 薬師丸ひろ子(特別出演)

神倉保夫(かみくら やすお)
演 - 松重豊

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%AB

あらすじを知りたい!

先ほども少し触れていますが、この物語の核となる機関は2018年時点では架空の研究機関です。


物語はタイトルにもある“unnatural(不自然)”という単語を含む“unnatural deth=不自然死”をテーマとしています。


現代の日本では、実は不自然死といわれる場合でもその8割が司法解剖をされることなく火葬・埋葬されてます。


こうした状況を鑑みて設立された(とする)機関「不自然死究明研究所」を舞台に、様々な死を通して、その死に隠された謎や事件を解明していくというお話です。


少しだけ、昔フジ系で放送されていたドラマ『きらきらひかる』に似た部分があるかもしれません(あちらは思いきり司法解剖のお話でしたが)。

おわりに

2017年の全国ツアーを終え、2018年は武道館でのライブから精力的に活動をしている米津玄師さん


2018年は10月に開催予定のライブなどをはじめ、新曲リリースなどきっとファンにとっても充実した1年になるはず!


これからも彼の表現者としての活動や作品によってどんな新しい世界が広がるのか、本当に楽しみですね!

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この記事のキュレーター

関西在住
クセの強いチームメンバーとオリジナルチームを作るべく日々悪戦苦闘しているフリーライター。
No Music No Life!
善い言葉と善い気持ちを大切に、大人になって始めた下手なバイオリンで癒され中。

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