milet【Prover】歌詞の意味を徹底解釈！私は何を証明するの？舟が向かう先にあるものを読み解く

ここでいう「舟」とは、人理修復に奮闘する意思の象徴として使われていました。

つまり「舟」は、カルデアを表しているともいえます。

ならば「舟」が向かう先とは、終局特異点としか考えられません。

そしてその「舟」が沈まないということは、彼らが終局特異点で必ず目的を果たすことを意味しています。

1行目と2行目の歌詞は、サーヴァントとしてマスターのために尽力することを表していました。

上記の歌詞は、キングゥの思いが描かれているようでした。

「iron rain」は文字通り「鉄の雨」、「pray」は祈りという意味です。

「鉄の雨」とは、宝具である鎖を意味しているのではないでしょうか。

1行目の歌詞は、キングゥがティアマトの動きを止めるために宝具を使うことを表しています。

そして「あなた」とは、ギルガメッシュのことを指していました。

ギルガメッシュは孤高の王、誰も彼と同じ立場になることはできません。

神に作られた存在であるエルキドゥ、その肉体に魂だけ入れられたキングゥも同じ存在はいませんでした。

「ギルガメッシュに会いたい」という願いはエルキドゥのものであり、キングゥのものではありません。

それでも、エルキドゥとしてティアマトを止めることを選択したのはキングゥです。

それは彼が生きた証だといえるのではないでしょうか。

そのおかげで藤丸たちは、次の作戦を決行することができました。

キングゥの選択が彼らの道を照らしたのです。

一方で上記の歌詞は、エレシュキガルの目線と解釈することも可能でした。

「鉄の雨」を相手からの攻撃と考えると、それを相殺する「祈り」とはエレシュキガルの存在にほかなりません。

彼女は長い間たった1人で、冥界の女主人としての役割を果たしてきました。

これはサーヴァントに囲まれる中、ただ1人のマスターとして責を負う藤丸立香と通じるものがあります。

エレシュキガルは藤丸の生き方を好ましいと思い、命を賭してティアマトを止めるために尽力しました。

誰かの生き方を好ましいと思うことは、その者の生きざまを愛するということです。

そうして誰かを愛せるのは、エレシュキガルが確かに存在した証ともいえるでしょう。

上記の歌詞は、藤丸立香と共に特異点を旅するマシュの思いを表しています。

こちらが和訳です。

特異点にて、藤丸立香はどうしようもない選択に迫られることがあります。

何人もの命が犠牲になったこともありました。

そんな中で、少なくとも自分だけは共にいるというマシュの意思を表しているのではないでしょうか。

特異点にてどれほどの犠牲が出ようと、もう1度やり直すことはできません。

生と死の境界線上にいるような状況でも、藤丸を支え続けるという彼女の強い決意がうかがえる歌詞です。