この歌詞からこんな一句を思い出しました。
「面白きこともなき世を面白く」面白いことがない世の中だからこそ面白くするのだという辞世の句を詠んだのは幕末の偉人高杉晋作。
そんな辞世の句に「住みなすものは心なりけり」、つまり、そう生きることができるかは自分の心の持ち方次第と続けたのは死に際に立ち会ったと言われている野村望東尼で、この曲と少し似ているところがありませんか。
自分の心の持ち方次第で今日は喜びの満ちたものに変えられる、そんなメッセージを歌うのが Dragon Ash流の「Ode to Joy」なのですね。
「Mix It Up」
2017年5月26日、初出演だったミュージックステーションでも披露された楽曲なので、知っている人も多いのではないでしょうか。
「Mix It Up」は2017年2月21日という、ちょうどデビュー20周年の日に配信リリースされた楽曲です。
MVからもわかるように、踊って、飛んで、叫んで、みんなで盛り上がれるような、激しいライブチューン。
生で聴きたい一曲ですね。
「光りの街」
Dragon Ashは東日本大震災以降、被災地支援を目的にステッカーやピンバッジを製作し、LIVE会場で販売していました。
そして、グッズの売り上げ金全額を「こころスマイルプロジェクト」という一般社団法人へ寄付し、寄付金で宮城県石巻市につくられた「スマイルパーク」をツアー中に訪問した際、作曲された楽曲が、この「光りの街」です。
そんな「光りの街」は、心に傷を負った子供達が、明日へ、そして、幸せへ向かって進んでいく姿を描いた歌詞です。
震災の当時、何もできず、過酷な運命に翻弄されるしかなかった子供たち。
きっと、公園で遊ぶ子供の姿を見て、未来の幸せと強く前へ進んで欲しいという気持ちで作ったのでしょう。
「Beside You」
「Beside You」は愛する人に贈りたい、ずっと一緒にいることを誓うような一曲です。
I will stay beside you as you stayed beside me
like you gave me love I will give it back to you
出典: https://twitter.com/hide5846/status/848868294534676480
君が俺のそばにいてくれる限り俺はずっと一緒にいるよ
そして君が俺に愛をくれたようにこれからは俺も君に愛を返していくから
和訳するとこんな感じです。
一緒にいたいとか、一緒にいてくれとかいうことではなく、君が一緒にいてくれる限りは僕も一緒にいたいという相手を尊重する姿勢が伺えます。
本当に愛しているからこそ、相手の「糧となっていられる」ことを望む歌詞は、自己犠牲のようにも感じます。
しかし、この曲で歌われているのは自己犠牲による充足というよりも、ただ大切な人と居られるこの時が尊く、愛おしい、そして、ずっと守り続けて行きたいという感情です。
そんな気持ちには、誰もが共感できるのではないでしょうか。
おわりに
Dragon Ashのアルバム『MAJESTIC』についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
Dragon Ashの20年の歴史と、未来への決意を込めたこのアルバムは、普段は好きな曲のみのダウンロードで済ませているという人も、CDとして手元に残しておきたくなるような作品です。
また、上の動画は『MAJESTIC』に対するメンバーの手応えや想いを語ったコメントも収録されていて、見るとよりアルバムを聴きたくなるような内容になっています。
ぜひ今回紹介した以外の曲も聴いてみてくださいね。
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