大切な何かを 踏み台にしてまでも
一番高い林檎 掴みたかった
無くしてから気付く 尊いモノ
幼い僕等は 的はずれだらけさ

出典: Shangri-La/作詞:atsuko 作曲:atsuko&KATSU

ここから2番なのですが、2番のほとんどは主人公「真壁一騎」を表しています。

「一番高い林檎」というのは、「最も大切なモノ」ということでしょう。他のモノも大切だけど、それには代えられないモノがあるのです。

しかし、未熟な自分達では、それが間違いということに気付いていませんでした。大切なモノには優劣はなく、無くしてからその大切さに気付いている姿が描かれています。

傷だらけでも前に進み続ける姿

満ち足りた日々の制圧は
情緒不安定になる
傷を負ってでも 羽ばたきたいと願うよ
愚かでいいのだろう 見渡す夢の痕
さよなら蒼き日々よ

出典: Shangri-La/作詞:atsuko 作曲:atsuko&KATSU

ここでは、ひたすら前に進み続ける姿が描かれています。

「満ち足りた日々」というのは、戦い続ける毎日のことではないでしょうか。その為、心が摩耗して情緒不安定になってしまいます。

そして、ここから最初の部分と合わせた解説となります。

ここまでずっと、心が情緒不安定になりながらも戦い続けてきました。

どれだけ愚かでも、夢の痕であろうとも、少年達は「自由」の為に戦い続けるのです。

切ないラスト

輝く空は 無邪気さを装い
全てを知っていた…
僕等は目指した Shangri-La
欲望は抑えきれずに
空想にまみれた 「自由」を求め続けた
距離をおいてこそ 自分の大きさを知る
未熟な心は それさえ分からないまま
今なら言えるだろう ここがそう楽園さ
さよなら 蒼き日々よ

出典: Shangri-La/作詞:atsuko 作曲:atsuko&KATSU

ここでは、全ての物語が凝縮されています。

「輝く空」というのは、アニメのタイトル「蒼穹(大空)」のことでしょう。地球上の全てを見渡す大空。少年達には、自分達の行く末が分からないが、大空は知っていると言いたいのでしょう。

「無邪気さを装い」というのは、知らないフリをしていることに対しての皮肉です。

そして、サビの部分。1番と2番が融合されたこの部分は、全てにおいて理解した少年達の姿が描かれています。

「自由」や「楽園」の本当の意味を知った瞬間でした。

最後に

Shangri-Laの歌詞、いかがでしたでしょうか。

切ないこの歌詞は、「蒼穹のファフナー」の世界観を如実に表していると思います。

アニメを観ると、この曲をより深く理解出来ることでしょう

是非「蒼穹のファフナー」を合わせて、この曲を聴いてみて下さい!

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