カワイイ二人が画面いっぱい大活躍!
いかがでしたでしょうか?
二人ともカワイイですね~。
これが1977年の映像なんて、信じられません。
もちろんミーちゃん、ケイちゃんそれぞれの魅力も、です。
この曲の作者は、作詞が阿久悠で作曲が都倉俊一。
どちらも当時から活躍している、有名な二人ですね。
当時は、この二人の手にかかったならヒットしない曲などない、と言われていました。
さて、楽曲の方を解説します。
かなりポップですが、ロックの要素もあるリズム。
ロカビリー的でもあります。
イントロのホーンが効いていますね。
Aメロのギターフレーズもいい味を出しています。
そして、AメロからBメロへの転換が素晴らしい!
ポップな曲調から一気に大人っぽい曲調へと変化しています。
また、何といっても二人のダンスが見どころです。
振付も分かりやすく、時にはコミカルでインパクトがありますね。
ハイヒールでこんな激しいダンスをしているのは驚きです。
衣装も素敵で、セクシーさがあります。
ただ単にセクシーなのではなく、健康的なセクシーさが漂っていますね。
『渚のシンドバッド』歌詞解説
イントロ~Aメロ
アアア アアア
アアア アアア・・・渚のシンドバッド
ここかと思えばまたまたあちら 浮気なひとね
サーフィンボード小わきにかかえ 美女から美女へ
ビキニがとってもお似合ですと 肩など抱いて
ちょいとおにいさん なれなれしいわ
出典: 渚のシンドバッド/作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
Aメロの前にインパクトあるフレーズが入っています。
「アアア」からはじまり、「渚のシンドバッド」で終わるこのフレーズ。
当時このように斬新な歌詞を思いつく人は、阿久悠以外にいなかったのではないかと思います。
「シンドバッド」が徐々に迫ってくるような視覚的な効果が、ここでは体験できますね。
Aメロに入ると「夏の海」が舞台になります。
海を楽しんでいた主人公は、ある人物を発見します。
水着の女の子に手あたり次第声をかけている男性。
甘い言葉を囁き、時には女性の肩に手をかけている男性。
主人公はその男性を見て、嫌悪感を示します。
主人公がその男性を見て最初に覚えた感情は、あまり良いものではありませんでした。
Bメロ
くちびる盗む早わざは
うわさ通りだわ
あなたシンドバッド
出典: 渚のシンドバッド/作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
Bメロに入って急展開。
主人公は男性の目にもとまらぬ早業で、唇を盗まれてしまいます。
どうやらAメロとBメロの間には、この歌詞では説明されないできごとがあった模様です。
「歌詞においてすべてを説明しない」という阿久悠のテクニックですね。
おそらく男性は、主人公の美貌に惚れてしまったのでしょう。
一直線に主人公のもとへとやってくる男性。
甘い言葉を囁き、見事主人公を獲得できました。
この男性は、現代で言ったらさしずめ「ナンパ師」、といったところでしょう(笑)
その男性に唇を奪われた主人公。
瞬く間に男性のトリコとなってしまいます。
心のなかで主人公は、この男性に対してあだ名を付けます。
それが「シンドバッド」。
頭がよく勇敢な「男性」の象徴です。
サビ
セクシー あなたはセクシー
私はいちころでダウンよ
もうあなたに あなたにおぼれる
出典: 渚のシンドバッド/作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
最初は「シンドバッド」に嫌悪感を持っていた主人公。
しかし、彼にくちづけされ、その考えはどこかに吹っ飛んで行ってしまいました(笑)
どうやら「シンドバッド」は、かなり魅力がある男性のようです...。
ここで、「シンドバッド」がどういう人物であるか分析したいと思います。
Aメロに「サーフィンボード小わきに抱え」とありますから、彼はサーファーですね。
そして、女の子に躊躇なく声を掛けていることからしてみれば、イケメンだと思います。
もちろん、「夏の海」で「肌を晒す」わけですから、肉体は引き締まっています(笑)
また、女の子をナンパしデートに誘う、ということは、経済力も無くてはいけません。
どうやら「シンドバッド」は、男性から見ても「男らしい」人物なんですね。
2番Aメロ
波乗りあざやか拍手をあびて キッスの嵐
あちらのパラソルこちらのパラソル ウインク投げて
夜ふけになったらあなたの部屋へ しのんで行くよ
ちょいとおにいさん いい気なものね
出典: 渚のシンドバッド/作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一