「サウスポー」

ピンク・レディーの大ヒット曲

【ピンク・レディー/サウスポー】歌詞の意味を徹底解釈!背番号1のすごい奴は国民栄誉賞受賞のあの人!の画像

「サウスポー」はピンク・レディーにとって7枚目のシングルです。

1978年3月25日にリリースされました。

1976年8月にデビューしたピンク・レディーはこの時点ですでに大スターになっていました。

ウォンテッド」や「渚のシンドバッド」などのヒット曲を連発し、まさに全盛期と言える人気でした。

この「サウスポー」の前に発表されたシングルUFO」は、日本レコード大賞を受賞しています。

人気のピークの中発表された「サウスポー」は当然のようにオリコンチャートで1位を獲得します。

しかし、ただの1位ではありませんでした。

オリコン初登場1位」だったのです。

今では普通のことですが、当時はこれはとても珍しいことだったのです。

インターネットのなかった当時はテレビで曲を歌うことがヒットへの近道でした。

ヒットする曲は徐々にその人気を広げて、チャートを上がっていくことが多かったのです。

当時としては珍しい「オリコン初登場1位」という記録は、ピンク・レディーの爆発的な人気を象徴していると言えるでしょう。

昭和アイドルの代表格ピンク・レディーの最大のヒット曲である「UFO」。現在でもCMソングに使われるこの曲は宇宙人とのラブストーリーを描いた不思議な歌詞となっています。その特徴的な振り付けを完コピしてみましょう!

振り付けもブームに

ピンク・レディーの人気にはいくつも要因があります。

まずは衣装です。

当時は王道の清純派アイドルが人気だった時代です。

山口百恵や桜田淳子、森昌子などのアイドル歌手がそれぞれのキャラクターで人気を獲得していました。

その中で、ピンク・レディーは露出度の高いセクシーな衣装で登場したのです。

若い男性ファンを中心にその人気は爆発しました。

そして、女性ファンにも人気だった要因が「振り付け」です。

曲に合わせて踊るセクシーでユニークなダンスが大ブームとなりました。

当時小学生や中学生だった人は、子供の頃に一度はピンク・レディーの踊りを真似した経験があると思います。

今ではアイドルが激しいダンスをするのは当たり前ですが、その元祖はピンク・レディーだったと言っていいでしょう。

作詞・作曲は?

歌謡界の大御所

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「サウスポー」の作詞は大人気作詞家、阿久悠によるものです。

そして作曲都倉俊一が担当しました。

ピンク・レディーのヒット曲は、ほとんど全てこのコンビによって書かれています

阿久悠は尾崎紀世彦の「また逢う日まで」、沢田研二の「勝手にしやがれ」などの作詞で知られています。

都はるみの「北の宿から」や「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌なども担当しています。

歌謡曲だけでなく演歌やポップス、アニメソングまでその作品は非常に幅広いものでした。

日本歌謡界の歴史にその名を残す偉大な作詞家なのです。

都倉俊一は山口百恵や山本リンダなどに曲を提供していた人気作曲家。

現在は紅白歌合戦のラストで「蛍の光」の指揮も担当しています。

プロデューサー的役割

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デビュー曲「ペッパー警部」、大ヒット曲「UFO」など、ピンク・レディーの曲はユニークな歌詞が多くあります。

それはアイドルに限らず、当時の日本歌謡界全体を見ても非常に異質なものでした。

他のアイドル歌手が「あなたが好き」というような曲を恥じらいながら歌っていた時代。

その中でピンク・レディーは「UFOに乗ってきた異星人と恋に落ちる」内容の曲を歌っていたのです。

今考えてもかなりブッ飛んでいます。

当時の大人たちには理解できなかったでしょう。

阿久悠と都倉俊一はピンク・レディーがデビューするきっかけとなったテレビ番組で審査員を担当していました。

伝説のオーディション番組「スター誕生!」です。

ピンク・レディーという名前を付けたのは都倉俊一だそうです。

阿久悠と都倉俊一は今でいうプロデューサー的な役割を果たしていたのでしょう。

ピンク・レディーの大ブームの裏には彼らの力が大きく貢献していたのです。

背番号1と言えば?

世界のホームラン王

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それでは「サウスポー」の歌詞を見ていきましょう。

テーマはずばり「野球」です!

背番号1のすごい奴が相手
フラミンゴみたい ひょいと一本足で
スーパースターのお出ましに
ベンチのサインは敬遠だけど
逃げはいやだわ

出典: サウスポー/作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一