まずタイトルですが、BE FREE=自由でいる、あるいは自由になれという意味ですね。
その他、縛られているものから解き放たれるという意味も考えられます。
冒頭はこんな感じです
夕焼け空が ああ あんなにもまぶしくて
熱を帯びた 僕ら 互いに心寄せた ああ
出典: BE FREE/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
親のすね かじったり (yeah)
友達と 笑ったり (yeah)
戻らない時間だけが過ぎていくよ
ときめいて 悩んだり (yeah)
夢を見て 「涙」
もっと強く 生きていけたらな
出典: BE FREE/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
まだ生活は親に頼っているし、友達と楽しい時を過ごして、傍目には気楽な毎日を送っているように見える学生時代。
でも、実はたくさんの悩みやもどかしさ、理想の自分になかなか近づけない挫折感などを経験する時代でもあります。
この箇所で歌われている気持ちは、今学生の人も、昔学生だったという人も、心当たりがあるのではないでしょうか。
春夏過ぎて秋冬が来て 時は戻らない刹那の中
もしも世界が嘘だらけでも僕ら2人ならばいける
出典: BE FREE/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
自分の持っている時間は永遠ではなく、また過ぎ去った日々は戻らないと実感し始めた時、一瞬一瞬が大切に思えるようになります。
そして、世界が理想的なものではなくても、自分と大切な誰かの間には、真実と言えるものがあると語っているようです。
君と出逢い いずれ 別々に歩いてく
とても普通な そんな 雲のような事でした ああ
出典: BE FREE/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
こちらでは別れについて歌っていますね。
「とても普通」と言っていますが、逆説的に「自分にとっては大事なこと」と訴えているようにも感じます。
「涙雨」乾いたら (yeah)
少しまた 歩き出す (yeah)
止まれない! 感情が傷ついても
求めたり 悔やんだり (yeah)
愛しくて 「涙」
もっと遠く もっと遠く 飛んでいけたらな
出典: BE FREE/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
ここでも、さまざまな感情を持て余して、泣いたりジタバタしたりしている様子が表現されています。
いかにも青春時代真っ只中といった感じですね。
もっと高く、遠くまで飛んでいきたいという、もどかしくも真っ直ぐな気持ちが眩しいです。
灰色空の街のどこかで 意味を忘れた人々の群れ
「人の定め」は出会い別れの中で見つけ探していく
何故僕らは 心を乱しながら、、、
泣きたいのは誰? 切ないのは何故?
出典: BE FREE/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
再び「別れ」という言葉が登場しましたね。
出会いがあれば別れがあるのは仕方がないことと分かっているのに、どうしてこんなに辛いんだろう?
そんな、切ない問いかけが聞こえてくるようです。
確かにいつも僕ら 互いに気付くそこから
かなり混ざった想いが許し合うことで癒されてた
僅かな温もりを求め合う中で プライド日々重ね合わせ
2人の日々流れ 明日へ! 明日へ! 明日へ!
出典: BE FREE/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
仲の良い友達同士でも恋人同士でも、時にはぶつかりあうこともありますよね。
でも、喧嘩したり、許し合ったりする日々の中で絆が深まっていくもの。その絆を抱いて、前進しようと言っているのでしょうか。
BE FREE 悲しい事は全部 置いていこう
BE FREE きっと明日晴れるよ! 信じている、、、
BE FREE 流れる川は今日も 過ぎ去ってく
BE FREE きっと今夜僕らは 強くなれる
出典: BE FREE/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
ここでタイトルが出てきました!
これまでの歌詞と考え合わせると、辛さや悲しみに囚われて立ち止まることなく、前を向いて明日へと進もうというメッセージが感じられます。
つまり、自分を縛る、自分自身の中の弱さや臆病さから「BE FREE」=自由になろうという意味なのではないでしょうか。