You've doue it. Guilty
You've guilty ルール違反でも
最初からやり直そう
君が望むなら
"あなたは罪を犯した"
出典: Guilty/歌詞:Kelly,Hiro 作曲:UTA,SUNNY BOY
犯した罪は償うのが法則。償うための代償は別れ。
だけど、主人公は別れたくないのです。
別れというルールに反して、恋人を続けるという選択肢を選びたいのでしょう。
この曲ではふたつのルール違反が出てきます。
ひとつは浮気、そしてふたつめは浮気されても別れないというルール違反。
主人公は、もう一度付き合いたてのカップルのように、新鮮な気持ちで恋人関係を続けたいのです。
しかしそれも相手の気持ちとかみ合ってこその話。
相手が自分と別れ、浮気相手のところへ行きたいというのなら叶わない願いになるでしょう。
そんな不安な気持ちを込めた歌詞です。
裏切られたのに、それでも相手の気持ちが自分にまだあると信じたいのでしょう。
とても健気で切ない歌詞ですね。
過去は振り返らない
振り返るDays それはもうMaze
出典: Guilty/歌詞:Kelly,Hiro 作曲:UTA,SUNNY BOY
恋人に裏切られていたと知ったとき、いったいいつからなのか気になってしまうこともありますよね。
しかし振り返れば振り返るほど、どこまでが本当の好きで、どこからが偽りの好きだったのかはわかりません。
心から信じていた言葉がうそだったという過去を振り返るのはつらいだけかもしれませんね。
もしかしたらあの言葉もうそだったかも…と考え始めるときりがない、という気持ちが込められた歌詞です。
別れないという意志
幼き日のうそは時効? Hey
生きてる限り人はみんな
七つの大罪背負ってるでしょ
出典: Guilty/歌詞:Kelly,Hiro 作曲:UTA,SUNNY BOY
6世紀後半にキリスト教の教皇であるグレゴリウス一世が決めたとされる「七つの大罪」があります。
それは「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠情」「強欲」「暴食」「色欲」の七つ。
人間誰しもが持ち合わせているもので、持っているからというだけで罪にはなりません。
しかし、この大罪に含まれる感情に身を任せてしまうと、大きな罪を犯してしまう可能性があるというもの。
主人公は、恋人が自分を裏切ったのは大したことじゃないと言いたいのでしょう。
誰の身にも起きることであり、時間が経てば笑って許せると自分に言い聞かせているようにも感じられます。
黒白つけたがるけど(Black White)
灰色なのさYou&I(You&I)
じゃあどこの誰がこんな世界で他人を裁けるだろう?
出典: Guilty/歌詞:Kelly,Hiro 作曲:UTA,SUNNY BOY
世の中は物事を有罪か無罪か。
有罪ならその代償を払うべきという型に当てはめようとする傾向にあります。
しかし例外があって当たり前で、うやむやな状態のままになってしまうのも日常茶飯事のこと。
だから恋人が裏切ったから別れなくてはならないというルールに従う必要はない。
別れなかったからといって他人にとやかく言われる筋合いもない、と主人公は訴えているのでしょう。
やや開き直りとも受け取れる言葉ですね。
しかし主人公の中では、恋人と別れずにもう一度恋人として関係を築きたいと覚悟を決めているのでしょう。
結局のところ別れられないだけ
恨む方が楽になる
背を向ける方法もある
逃げ道の前 僕に問う
本当にこれでいい?
出典: Guilty/歌詞:Kelly,Hiro 作曲:UTA,SUNNY BOY
恋人が主人公を裏切ったのは紛れもない事実です。
なので、主人公は恋人を捨てる権利があるでしょう。
別れたとしても誰も文句は言わないし、むしろよく決断したと周りはほめてくれるかもしれません。
恋人を恨んできれいさっぱり縁を切ってしまった方が主人公も気持ち的に楽なように思います。
それは主人公自身もわかっていることでしょう。
しかし、本当に別れようとしたとき、迷ってしまう自分がいるのです。
ここで別れてしまったら、これまで積み重ねてきたものがすべてなくなってしまうのでしょう。
愛し合った日々もすべてうそになってしまうかもしれません。
そう思うと、主人公は別れられないのです。
だけど別れられないというと負けた気がして悔しいのでしょう。
あえて別れないという選択をしたという強気でいたいのです。
そのためにあえて浮気なんて大したことじゃない、と口にしているのでしょう。
自分自身にも言い聞かせているようにも感じられます。
同じ歌詞でも変化していく心
PVではチャンミンが立ち上がり、同じ場所でユンホと共に力強いダンスを披露します。
これは主人公の気持ちが前向きになり始めたことを意味しているのでしょう。
ここの歌詞は先に出てきたフレーズの繰り返しです。
しかし、同じフレーズでも主人公の気持ちには大きな変化が起きているでしょう。
君が望むならやり直そうと言っていますが、その言葉は力強く、相手にNOとは言わせない迫力を感じます。
それだけ主人公の気持ちが成長したということを表現しているのですね。