星も眠る宙(そら)の果てに 君と二人漂うように
愛を求め脈打つEverything 幾千もの時空(とき)を越えて

出典: 出典:Asterisk/作詞:100+・櫻井翔 作曲:100+

この曲で、この部分だけが異質な要素になっています。

見てわかるように、このフレーズの中に英語は一ヵ所だけ。

メロディーもゆったりと、日本語の歌詞を聴かせるパートになっています。

つまり、ここが曲の核の部分といえるのではないでしょうか。

君と二人で宇宙の果てまでも永遠の愛を求めていこうという、曲全体を貫くテーマが提示されていると解釈できます。

宇宙は心の中にもある

Universe Universe 未知とのFaraway
想像せよ きっとNever never never seen the place

Satellite Satellite 君だけを見て
応答せよ 心の軌道に乗せて

出典: 出典:Asterisk/作詞:100+・櫻井翔 作曲:100+

「想像してごらん、宇宙は見たことの無い遠い世界。

僕は君の心の軌道を巡る衛星。応答してほしいんだ」

英単語を繰り返し、日本語では韻を踏んで、感覚に訴える言葉選びがされています。

Universeは宇宙そのものであると同時に、見ようとしても見ることができない人の心を表してもいるよう。

お互いの心を知りたくて、衛星のように離れられず巡り続けるのです。

サビで一気にパワーを解放

抑揚が少なめでスピード感重視のメロディーラインが続いたあと、サビで一気にパワーを解放し、テンションを上げます。

普遍的なテーマを再び提示

Come on 解き放てよSpeed of light 遥か未来のInnovation
I'm in galaxy It's not fantasy 君に見せるよ
瞬き続けるPromises 君と探したEternity
巡り巡るAround the sun 惹かれ合うDestiny

出典: 出典:Asterisk/作詞:100+・櫻井翔 作曲:100+

「光の速さですべてを解き放ち、遥か未来に革新を起こそう。

この銀河に生きることは、幻想じゃないんだ。

約束を胸に、君と永遠を探す。

太陽の周りを巡り続けるように、惹かれ合う運命だから」

約束、永遠、運命といった普遍性のあるキーワードを散りばめ、サビを歌い上げます。

二人でずっと生きていこうというテーマが、形を変えて再び提示されているといえるでしょう。

冒頭のAメロで光をイメージさせる言葉が使われていますが、ここでも光が登場します。

宇宙を表す言葉と光を表す言葉の配置で、スケール感が増幅されている印象です。

天地創造のニュアンスも漂わせ

Universe Universe 永遠なる場所で
共鳴せよ ずっとNever never never make you cry

Galileo Galileo 塗り替えてくSense
証明せよ もっとDeeper deeper deeper 進め

Breaking down そこは音を無くして
Close your eyes それは心に奏で

Universe Universe 高鳴るままに
想像せよ 創造せよ まだまだその先へ

出典: 出典:Asterisk/作詞:100+・櫻井翔 作曲:100+

「宇宙が永遠であるように、君を決して泣かせないから。

ガリレオの知恵が、新たな事実を証明したように、

古いものを壊し、心の眼で深く探ろう。

そして未来を創っていこう」

「ガリレオ」が登場しますが、これは木星探査機の名前であり、その命名の元になった天文学者の名前でもあります。

天文学者、ガリレオ・ガリレイは地動説を唱えた人物として知られていますね。

ここの文脈からは、そのどちらとも解釈できそうです。

過去にとらわれず、新しい未来を創っていこうというメッセージが込められているよう。

天地創造的なニュアンスも感じ取れます。

闇と光の中に見る未来