櫻井くんが作詞を担当したラップのパート。

テーマを膨らませるように、掘り下げるように言葉を紡いでいきます。

光源は「君」?

輝きすらも乗っ取ったブラックホール
穏やかに微笑む太陽
僅かにも射し込んだ外光(Universe, Never stop, Let it go, We go)
星に力与えよshining on

黒き闇のいっそいない方
幾重に重なっている時代を
現在(いま)見るのはどんな未来像(Universe, Never stop...)
解放Everybody clap yo

出典: 出典:Asterisk/作詞:100+・櫻井翔 作曲:100+

英語を最小限に止め、ほぼ日本語で綴られたリリック。

過去=闇の中から、未来=光の射す彼方へ向かっていこうとするかのよう。

「太陽」や「外光」には、「君」が重ね合わせられているのでしょうか。

それが、小さな星である自分に力を与えてくれるとも読み取れます。

身体を抜ける光のシャワー 駆け抜けてゆくトンネルの中
"gather" 触れるこの肌
呼びかけ続けてる星空か

身体を抜ける光のシャワー 駆け抜けてゆくトンネルの中
"gather" 触れるこの肌
見てる星空が

出典: 出典:Asterisk/作詞:100+・櫻井翔 作曲:100+

また「触れる」と、この曲で唯一"触覚"を表現する単語が登場。

その前に置かれた「gather」は多くの意味を持った単語です。

本来、集めるとか収穫するといった意味で使われることが多いのですが、「抱き上げる」との意味もあります。

このラップのリリックの中では、「抱き合う」といった解釈がフィットするかも知れませんね。

サクラップにハモりを重ねて

最初は、ラップ部分は櫻井くんが5声全部を担当する予定だったそうです。

ですが、最終的には5人の声が増えていくイメージで、ハモりを入れていったとのこと。

こうした歌割りにも、デジタルでありながら人間的なものを合わせていく狙いが表現されているのでしょう。

グルーヴ感に厚みが加わり、聴き応えのあるパートになっていますね。

エンディングには再びアスタリスクを描いて

Come on 解き放てよSpeed of light 遥か未来のInnovation
I'm in galaxy It's not fantasy 君に見せるよ
瞬き続けるPromises 君と探したEternity
巡り巡るAround the sun 惹かれ合うDestiny

出典: 出典:Asterisk/作詞:100+・櫻井翔 作曲:100+

ラップからそのままサビの繰り返しへとなだれこみ、ラストの盛り上がりを作っていきます。

夢はPast time First time EarthからSearchable
いざミステリー SpaceのPulse
夢にFlash light 降らせば いまSearch light
Human mystery Be with you
Supernova 大いなるWorld Take offして
Starting over 行こう 常にNext stage アスタリスク描こう

出典: 出典:Asterisk/作詞:100+・櫻井翔 作曲:100+

Aメロに戻り、最後にタイトルを刻印して曲を締めくくります。

最初に述べたように、アスタリスクは「小さな星」を意味しています。

歌詞の中でも、そのまま解釈すれば「二人で小さな星を描こう」という意味で使われています。

ただ、「*」の記号には、何かを強調するという使い方があります。

アルバムの中で一つのポイントとなる曲だという注釈がつけられているとも解釈できるのではないでしょうか。

まとめ&おススメ記事

嵐【Asterisk】歌詞の意味を解説!ラップ部分はメンバーが作詞?宇宙で見る景色は「ミステリー」!の画像

ここまでアルバム「THE DIGITALIAN」の収録曲「Asterisk」についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

最後にまとめとして、このアルバムにおける「Asterisk」のポジショニングを考えてみます。

「Asterisk」のポジショニング