桑田佳祐 ニューアルバム「がらくた」を紹介！あのドラマ主題歌『若い広場』も収録！

今回のアルバムタイトル「がらくた」はなぜこんなタイトルがついているのでしょう？あなたは不思議に思いませんでしたか？

「がらくた」の収録曲を紹介する前に少しだけタイトルについて掘り下げてみました。

お付き合いいただけましたら幸いです。

桑田佳祐が落語家に扮して古典落語「火焔太鼓」を演じている動画があります。

ちなみに「波乗亭 米祐」は桑田佳祐と別人とされており、

桑田佳祐が発売した「がらくた」とその楽曲をこき下ろしています。

その中で自らの言葉として「桑田のアルバムはどうせがらくたみたいなもんだよ」と表現しています。

タイトルに関して桑田佳祐は雑誌インタビューで「ありとあらゆる要素が無作為に交錯する現代社会の見立てであり、そんな無意味に積み上げられた「がらくた」の中にこそ、物事の本質や素晴らしさが宿る」と語っています。

また、ポール・マッカートニーの楽曲「ジャンク」の事が頭の片隅に合ったかもしれないとも語っています。

今作品はほとんどの楽曲のレコーディングが少人数で行われ、桑田佳祐は曲の作り方を少しだけ変えています。

普段は曲を先に作って詞を書く「曲先」で楽曲制作をおこなっているが、今作は「詞先」の楽曲も意欲的に取り組み、「歌のテーマも自然と広がった」と語っている。

桑田自信がプロモーションに積極的に動いていることから、自身のアーティスト人生を掛けた集大成といっていい意欲作。

それでは「がらくた」の収録曲を見てみましょう。

1. 過ぎ去りし日々 (ゴーイング・ダウン)
2. 若い広場
3. 大河の一滴 (Album Version)
4. 簪 / かんざし
5. 愛のプレリュード (Album Version)
6. 愛のささくれ~Nobody loves me
7. 君への手紙 (Album Version)
8. サイテーのワル
9. 百万本の赤い薔薇 (Album Version)
10. ほととぎす [杜鵑草]
11. オアシスと果樹園
12. ヨシ子さん (Album Version)
13. Yin Yang (Album Version)
14. あなたの夢を見ています (Album Version)
15. 春まだ遠く

桑田佳祐のアルバム「がらくた」は全15曲、中にはTVで使われた耳馴染みのある楽曲もあるのではないでしょうか。

ソロ名義で販売されているアルバムは今まで4枚、「がらくた」は発売当初からオリコンチャート1位を3週連続でキープしており、2017年度8月度のプラチナディスクに認定されています。

全曲、作詞作曲は桑田佳祐で、アレンジこそ数人の協力者が入っていますが、基本的に桑田の手による作品が多いのです。

ある雑誌では「桑田佳祐の作曲は新境地に向かっている」と形容されています。

その真骨頂はアルバム10曲目の「ほととぎす」にあらわれているとも。

還暦を向かえながら大病を経験した事による「死」というキーワードに「生」への執着心がそこに唄われています。

また、筆者の中では死について、仲間について、近親者について手紙のように唄われている「君への手紙」の歌詞からは、まるで死ぬ間際の人間が遺書に書くような歌詞が並んでいる。

桑田佳祐が友人や家族を歌うことはとても珍しく、「君への手紙」には感謝の意味を込めたメッセージ、遺書ともとれる文言が並んでいるように聴こえませんか？

アルバム「がらくた」に収録されている楽曲の中でMVが公開されている楽曲は以下のようになります。

特に「がらくた」を発売した時期のMVは全編ストーリー仕立てのMVとなっていて、桑田佳祐らしいユニークな試みが施されています。

（※再生回数は2017年9月調べ）