back numberの新曲「黒い猫の歌」の歌詞情報!アリーナツアー情報も♪の画像

「誰かが隠している」と思えるくらい見つからない「自分」

本当の自分はどこにいるんだ
しかめっ面で迷いながら
長い事探してるけど
誰かが隠しているのかい

出典: 黒い猫の歌/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

「本当の自分」を探せば探すほどわからなくなり、長い時間探しても見つからないと、それは誰かのせいじゃないかという考えすら浮かんできます。

格好悪い思い出と忘れたくない時間
同じ絵の具で描いているだけじゃなく
どこか似てるよ

出典: 黒い猫の歌/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

しかし、その続きの歌詞で、自分が忘れたいような迷走していた時間も忘れたく無い思い出も「同じ絵の具」で描かれていると歌われています。

絵の具が同じというのは、自分の人生だから自分の色でどの部分も塗られているということでしょう。

それに加えて「どこか似ている」というのはつまり、人生の良い部分も悪い部分も結局は自分らしさだということですね。

失敗も成功も、成功の影には失敗が、失敗の影には成功からの思い上がりなどがあったりして、結局紙一重なのです。

つまり、人生の成功も失敗も、自分の良い部分も悪い部分も、本当の自分で、たった一度の人生だと認めてしまえばいいということを言っているのでは無いでしょうか。

「自分らしさ」は結果ではなく頑張った過程

自分らしさなんてきっと
思いついたり流されたり
探し続けて歩いたその
足跡の話だから

本当の自分はここにいるんだ
今までにこれからを重ねて
赤も黄色も青も全部
混ぜて僕だけの色を

出典: 黒い猫の歌/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

最初の歌詞にもあったように、「自分らしさ」をもともと備わっているものとしてしまうと、生きているうちにそこから変わりすぎてわからなくなってしまいますよね。

この曲では時には思いつきで進んだり、人に流されたりしながらも「自分らしさ」を探し続けて歩いた「足跡」つまり、人それぞれ何かを頑張りながら生きた過程が「自分らしさ」だと歌っています。

そして、人や物に影響されるのを悪いことだとせず、むしろ、そんな様々な色を全て重ねた今「ここにいる」自分が「本当の自分」でいいんだと肯定しているのです。

おわりに

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成長していくこととは、自分が変わっていくことと同時に見える世界が変わったり、出会う人が変わったりすることを意味していて、その度に影響を受けたり、時には傷ついたりすることもあると思います。

back numberの「黒い猫の歌」は、生きていく中でもちろん失敗もありますが、この曲はそんな失敗も頑張ったなら全て自分の足跡、自分らしさの中の一つの色になると歌ってくれているのです。

「探し続けて歩いたその足跡」が「自分らしさ」という歌詞は特に象徴的ですね。

悩んでいる時や、落ち込んでいる時、「黒猫の歌」を聞いて、気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか。

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