wacci【まばたき】歌詞の意味を解釈！平日は僕らの心の何を奪う？君が抱く不安と涙の意味を読み解く

僕が愛しているのは、笑顔の素敵な君のことだけではありません。

少し恥ずかしい変わった癖や、年齢を重ねるにつれて浮かび上がるシワ、そして振り返りたくない過去……。

そんな消し去りたい事柄の数々も、僕にとってはかけがえのない「君」なのです。

そのどれが欠けてしまっても、僕が望んだ君の姿にはなりません。

これまで1人でたくさんの涙を流してきたのなら、これからは僕がその涙を拭いたい。

いつか来る人生の終わりまで、残りの日々全てをかけて君に愛を伝えていきたいと願うのです。

口にするには照れくさい言葉でも、やっぱり言わずにはいられない「愛してる」。

眠っている君には、どんな風に聞こえているのでしょうか。

次第に夜も近づいてきて、僕の気持ちもあらかた伝え終えた時、ようやく君が目を覚ましました。

これまで呟いてきたのは、どれも眠っている君の耳には入っていません。

もしかしたら……と思ったのも束の間、やはり君は目覚めてすぐに笑ってみせました。

眠っていた時に浮かべた涙などなかったかのように……。

しかし僕の心は不思議と晴れ晴れとしています。

言葉では伝わらなかったけれど、それはこの先長い年月をかけて伝えていけばいいのです。

それもそのはず、2人にはこれから長い長い未来が待っているから。

休日が来るたびに肩を寄せ合って眠る日々の中で、少しずつ分かっていけばいいと思えたからです。

1人秘かに決意を胸に抱き、再び訪れる平日に立ち向かっていく僕。

その顔には、自然と笑顔が浮かんでいたことでしょう。

何でもないような毎日の中にも、さまざまな感情が転がっています。

その1つ1つを取り上げて歌にしてきたwacciですが、中でも切ないバラードが心を揺さぶります。

「別の人の彼女になったよ」は、新たな恋に前向きになったはずの彼女の心情を綴るもの。

時折思い出す元彼の背中が、今も彼女の中に重たく残り続けているのです。

さらに、ドラマ主題歌としても話題を呼んだ「大丈夫」も必聴です。

世の中の頑張っている人全てが、思わず涙を浮かべてしまうような歌詞。

誰もが一心不乱に前を見つめるがあまり、周りで起こる出来事を見逃してしまっています。

肩の力を抜いて周りを見渡すと、自分が決して1人ではなかったことに気がつけるのです。

悲しみ、切なさ、苦しみ、絶望……。

そんな感情の中に少しだけ、光を差し込んでくれるようなwacciの楽曲たち。

これからも頑張る全ての人に、小さな希望を与えてくれることでしょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。