生まれて初めて 自分を人間らしく思えた瞬間でした
いつしか不安定な 俺の心の支えになってくれてた
覚えてるかな? 君の誕生日に柄にもねえ花束買ってって
素直に喜ぶ君の顔見て 照れ隠すので精一杯で

出典: sumire。/作詞:ハジ→、渋川諒 作曲:ハジ→、re:sign(youth of generation)

彼女に出会ってから主人公が変わっていく様子が、鮮明に描かれています。

今まで感じたことのない気持ちを経験したり、したことのない行動をするようになったり。

大好きな人が目の前で笑っているのを見ると、とても幸せな気持ちになりますよね。 

普段ならしないようなことでも、彼女のためならやってあげたいと思えたのです。

そして、そんな彼女のために自分が変わりたい。

いつまでも側で笑っていてほしい。

そんな彼の素直な気持ちが表れているのではないでしょうか。

「好きな人が幸せな気持ちになってくれること」が主人公にとっての喜びになっていきます。

彼女の存在自体が「小さな幸せ」

もう君しかいない...

少しでも君を知りたくて 少しでも君を支えたくて
少しでも君の笑い声を聴きたくて
スミレの花言葉のような 小さな幸せ 心に運んでくれる
君は一輪の愛さ 俺には君しかいないんだ

出典: sumire。/作詞:ハジ→、渋川諒 作曲:ハジ→、re:sign(youth of generation)

主人公の世界に現れた、美しい一輪の花のような存在の彼女。

「彼女にはずっと幸せに生きてほしい」。

「できるならば、俺が彼女の事を幸せにしたい」。

そんな主人公のまっすぐな想いが、聴いている側の心に染み渡ります。

スミレとは、道端にひっそりと咲く可憐で愛らしいお花。

その花言葉には、小さな幸せ誠実な愛などがあります。

まさに主人公が恋する相手そのもの。

彼にとって、彼女の存在こそが「幸せ」なのではないでしょうか。

自分の気持ちに素直になることの大切さ

ただ幸せに満ちていたい

高嶺の花に恋をした俺は 君を振り向かせたくて がむしゃらだった
他には何もいらなかった 君を思えばなんだって出来た
その先に君が待っててくれてるって そう信じるだけで
つまらなかった日々が 嘘みたいに幸せに満ちていった

出典: sumire。/作詞:ハジ→、渋川諒 作曲:ハジ→、re:sign(youth of generation)

主人公が恋をした相手は、なかなか簡単に手が届かない場所にいたようです。

そんな彼女だったからこそ、より愛おしく感じたのでしょうか。

彼女の存在があるから何でも頑張れる。

自分も力になりたいし、彼女も自分の力になってくれる。

周りのことなんてどうでもいいと思いながら生きてきた、今までの主人公とはまるで大違いです。

恋によって、どれだけ人は変わることができるのかがよく伝わってきます♪

絶対に手放したくない人

傷つけたこともあった 今思えば子供だった
過ぎた過去は取り戻せないけど 心からあの時は本当にごめんね
君が離れていくのがわかって 諦めようともした
他に幸せ探そうともしたけど 自分の気持ちには嘘つけなかった

出典: sumire。/作詞:ハジ→、渋川諒 作曲:ハジ→、re:sign(youth of generation)

好きな人を傷つけるのは、とても辛くて苦しいこと。

「傷つけた自分の心」が深く傷つくこともあるのではないかと思います。

しかし、その過去をやり直すことは誰にもできません。

悲しい想いをさせたことを正直に謝る主人公の誠実さが伝わってきます。

そして長いこと一緒にいれば、気持ちが離れてしまうことがあるのも恋愛です。

「恋」というものは、1人の一方的な気持ちだけでは成り立ちません。

だからこそ難しいですし、恋が叶ったときの喜びも大きいのでしょう。

主人公にとって「すみれ」は、何にも変えることのできないかけがえのない幸せ

そんな彼女を手放したくないという純粋な彼の想いが、この恋を実らせてくれたのです。

ストレートに気持ちを表現する主人公が微笑ましく思えます♪

「スミレ」は一輪の愛

会いたくて会いたくて...

君への想い溢れすぎて 前すら見えなくなっていた
君が薄れてくのがイヤで 君を忘れるのが怖くて
毎日届くはずのない手紙を綴った日々
久々に聞いた君の声 受話器の向こう 嬉しくて何も言えなかったよ

出典: sumire。/作詞:ハジ→、渋川諒 作曲:ハジ→、re:sign(youth of generation)

この部分では、主人公の強い気持ちが心の叫びとなって現れているように感じます。

2人には会えない時期があったのでしょう。

いわゆる「遠距離恋愛」ですね。

会いたいと思った時に会えない。

幸せを肌で感じたいと思っていてもそれができない。

どんなに想い合っていても、目の前にいるのといないのでは全く違うものです。

また、離れてから気付く相手の大切さもあるのでしょう。

一緒にいる時にはあまり実感することのない、相手の存在のありがたみ。

自分でも気がつかないうちに、その人が心の支えになっていることも。

「好きな人に好きな時に会えること」がどんなに幸せなのかを教えてくれます。