AM7
新たなスタート どんな君も輝いていけるさ
B E
不安&期待で Oh Try yourself
E/E/E/E
出典: BEAUTIFUL DAYS/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
地位、住まい、学校、人間関係がリセットされれば周囲の嘲笑は届かないでしょう。
しかし君自身の力でリセットするわけではない、いわば他力本願です。
ここでいう「新たなスタート」は君自身の意思によるリスタート。
プラス思考になろう!と決めた瞬間、新しい「君」に生まれ変わるということです。
今すぐポジティブになりきれなくても、とりえずやってみようよ!と背中を押す曲だとわかります。
安定・安心を与えるロングコードの魔法
E、C#m、AM7、Bがそれぞれ8拍ずつ伸びていきます。
長いコードの上で歌われるボーカルの旋律もほとんど同じフレーズの繰り返しです。
一見、飽きてしまいそうな構成ですよね。
しかしこの構成には魔法のような力があります。
まずロングコードは動きがなくリスナーに安心感を与えます。
変化に対応する必要がない中で同じメロディの歌が繰り返されると、リスナーの意識はどこに向くでしょうか。
そうです、変化の少ない音の中で際立つのが歌詞なのです。
「BEAUTIFUL DAYS」のメインメッセージを語るにはふさわしいコード進行といえるでしょう。
「BEAUTIFUL DAYS」1−Aパート
イントロでは、プラス思考の塊のように見えた「俺」。
実は彼も「君」と同じような、リスタートを求める立場だったのです。
何かに没頭することは「停止」ではない
C#m B A
夢中になってた 時間が経つのも忘れて
C#m B A
僕らはこんなトコまで来たんだね
出典: BEAUTIFUL DAYS/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
がむしゃらな日々の中で周りが見えなくなるほど何かにのめり込むこと。
それはまるでその場で足踏みをしているかのようで、1ミリも前に進んでいないように見えます。
しかし僕らは確実に、別の場所にたどり着いていました。
誰もが希望を抱えて動き出した
C#m B A
ふいに見上げた オレンジ色の空は
C#m B A
夢描いた あの場所に似ているね
出典: BEAUTIFUL DAYS/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
どこまで来たのだろうか、と空を見てみると橙色の空。
それは、明るい未来しか見えなかった時代に見たことがあるような……。
つまり、どんな暗闇でも足を止めなければいつか希望の地にたどり着くということなのでしょう。
下るばかりの3コードリピート
曲にもよりますが、通常楽曲のコードは上り下りを繰り返して波のような長い線として繋がります。
線から逸脱するのは曲の盛り上がりや締めなど、インパクトを与える個所が多いと思います。
しかし「BEAUTIFUL DAYS」はAメロの時点でコードの線が短くなっています。
一般的な曲では「ド#シラ」と音が下がってくると、もとに戻すために「シ」を付け加えます。
つまり「ド#シラシ・ド#シラシ」と波のように繰り返すのです。
しかしこの曲では「ド#シラ・ド#シラ」と中間の音をパスしてリピートします。
これが悲観的な響きにならないのはBとAがメジャーコードだからでしょう。
「BEAUTIFUL DAYS」1−Bパート
過度の不安が歩みを遅くしていた。
俺らはそんなことに気づくのでした。
G#m A
心配ばかりが荷物になっていく日々
G#m A B
暗闇のトンネルは 続いていた
出典: BEAUTIFUL DAYS/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ