さて、彼女達の演奏にはどのような歌詞が込められているのでしょうか?

 

歌詞を見ながら曲全体に込められた意味を一部抜粋しながら紹介していきます。

イントロ

果てしなく続くこの道に ひとつだけ 決めたことがある――

出典: 走り始めたばかりのキミに/作詞:中村航 作曲:上松範康

冒頭のイントロと同時に始まる歌詞です。

 

これ自体に大きな意味はありませんが、この歌詞によって、これから彼女達が伝えたい決意がグッと引き締まります。

 

それを意識しながら歌詞を読んでいきましょう。

Aメロ

未来変えたいのなら 今を変えればいいだけと
キミは歌うように言うけれど 踏み出せなかったね

いつかあの場所(ステージ)に キミとなら立っている気がする
瞳の奥の 強い光に 今想いが溢れ出す

出典: 走り始めたばかりのキミに/作詞:中村航 作曲:上松範康

Aメロは各パートのソロの部分です。

 

ここで言う「キミ」と言うのはいわゆる「同じバンドメンバー」に対して言っているのでしょう。

 

それでもあの場所(ステージ)に立ちたい、きっと立ってみせる。

 

そういったそれぞれの後悔や決意が前面に押し出されている歌詞ですね。

Bメロ

明日に向かって歌う my song 負けないでとささやく your heart
こぼれおちた夢のひとしずくが “終わらない”と告げている

出典: 走り始めたばかりのキミに/作詞:中村航 作曲:上松範康

サビへの前のメロディなので、歌詞も自然と彼女達の強い意気込みを感じます。

 

特に「“終わらない”と告げている」と言う部分は、ストレートに彼女達の諦めない気持ちが表れています。

サビ

めくるめく季節をぬけだして 泣きじゃくるキミを見ていた
今はまだ届かなくたって 終わらない音楽(キズナ)奏でよう

走り始めたばかりのキミに――

出典: 走り始めたばかりのキミに/作詞:中村航 作曲:上松範康

サビと同時に合唱パートとなり曲全体が一気に盛り上がるポイントとなります。

 

サビ全体の歌詞からは彼女達の音楽に向かうがむしゃらな姿勢が伺えます。

 

音楽のことをキズナと読んでいる所にも彼女達のこのメンバーでやることのこだわりを感じさせますね。

 

そしてサビの最後に曲のタイトル「走り始めたばかりのキミに」。

 

先ほども言いましたが、同じバンドメンバーに対して、そしてこの曲を聴いてくれている人たちに対しての目一杯のエールでしょう。

 

このパートは合唱なので、メンバー全員の思いが伝わり、つい目頭が熱くなってしまいますね・・・笑

2番 Aメロ〜間奏まで

何かを失っても 何かを得たいと願った
涙を拭いたその瞬間に ただ夢だけ見つめてた

風に向かって叫ぶ my song 忘れないと誓った your heart
わたしたちの五線譜をひらいて“止まらない”と書いてみる

めくるめく季節ぬけだして 泣きじゃくるキミを見つめてた
今はまだ届かなくたって 止まらない音楽(キズナ)奏でてる

走り始めたばかりのキミに――

出典: 走り始めたばかりのキミに/作詞:中村航 作曲:上松範康

2番も1番と似通った歌詞です。

 

所々の言葉のフレーズこそ違いますが、「諦めないで音楽を続けていく」と言う根っこの部分は変わりません。

Cメロからラスサビ

果てしなく続くこの道に ひとつだけ 決めたことがある
果てのない道にひるんでも ひとつだけ 決めたことがある“

“追いかける 信じ続ける 誓ってる 信じ続けてる?
終わらない 信じ続けてる 止まらない音楽(キズナ) 奏でてる

走り始めたばかりのキミに――

出典: 走り始めたばかりのキミに/作詞:中村航 作曲:上松範康

ここのCメロはイントロと同じメロディとなっており、彼女達の決意をストレートに表現しています。

 

そしてラスサビは「信じ続けてる」というフレーズを繰り返し使うことで、全員の気持ちを一つにした歌詞となっています。

 

つまり、彼女達がこの道を進んでいく中で一つだけ決めたことと言うのが、この「信じ続ける」ということですね。

まとめ