待望のリリース!
初のミニアルバム「Period」
収録曲「Princess」はどんな楽曲?

今回紹介するのは「Princess」という楽曲。
Princessは、この楽曲の中では別れた恋人=「君」を指します。
君に別れを告げられた僕は、その別れの辛さから「君と出会ったせいで傷ついた」などと投げやりに。
しかしもう一度君に会いたいと願ったり、付き合いを思い返して反省したりと、行動が一貫しません。
そんな矛盾した気持ちがグルグルと切り替わる、リアルな失恋ソングとなっております。
まだ気持ちの整理がつかない
気づけば朝
ほら、今日もまた
眠らずに夢見てた
出典: Princess/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
朝まで眠れないほど悩んでいる様子が描かれています。
夢というのはここでは、叶うかどうか分からない想像にふけることだと解釈しました。
君から連絡が来ることや君との関係が戻ることが頭に浮かんでしまって、朝まで眠れなかったのでしょう。
「夢」というのは通常、眠っているときに見るものです。
眠っていないのに夢を見ているという逆説的な表現には、気持ちを整理しきれない僕の心が表れています。
強がってしまう僕
君と出会わなければよかった
No more drama
君が居なきゃ
傷つくことはなかった
出典: Princess/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
英語部分は、「もうドラマは終わった」と訳しました。
ドラマは君と過ごしていた幸せな日々を指すのでしょう。
しかし、その後には君との日々を否定するようなフレーズが続きます。
君と関係を持ったからこそ、振られて傷ついてしまった。
君と出会わなければこうして朝まで悩むことなんてなかったと悔やんでいます。
…果たして、これは僕の本音なのでしょうか。
この先の歌詞も読み解いていきます。
まだ慰めてなんて言えない
Baby I don't need anybody
強がってるだけ?
そうかもな
本当は慰められたいんだ
出典: Princess/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
英語の部分は「誰の助けも必要としていないんだ」と訳しました。
でもそれは強がり。
本音では誰かに慰めてほしいと思っているのに、なぜ強がってしまうのでしょう。
単純に「失恋でヘコんでいると思われるのが恥ずかしい」という気持ちもあるでしょう。
ただ、冒頭でまだ僕は君との復縁を夢見ていることが分かりました。
復縁の可能性がまだ捨てきれないため、明確に「失恋した!」と周囲に言えない部分もあるのでしょう。